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Migキラー・ファントムその後

5000機以上が生産されたマクダネル・ダグラスF-4ファントムⅡ。アメリカ空軍においては多くの機がベトナム戦争参加しました。当時の最新鋭機であったファントムは、ベトナム戦争で損耗し旧式化したセンチュリー・シリーズの後継の座にそのまま座りましたが、80年代にF-15イーグルやF-16ファイティング・ファルコンが実戦配備されると、ファントムたちは第2線に退き、州空軍や予備役にてその余生を過ごしました。
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東南アジアに適合されたSEA迷彩はヨーロッパの森林に合わせたヨーロピアンⅠ、さらにエジプトⅠと呼ばれるカウンターシェイド迷彩へと機体塗装を変化、細かな装備を近代化させながら、空軍の最新鋭機のバックアップの任に就きました。
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そして州空軍にもF-16が配備され、引退がせまったファントムⅡですが、そこで論争が起きました。負け戦とはいえ、Migキラーマークをつけた栄光の機体たちの処遇です。空軍は多くを野ざらしの状態になる基地のゲートガードにするつもりでしたが、退役したOBパイロットたちはそれなりの管理ができる博物館などへの収蔵を望みました。
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結局、すべてのMigキラー・ファントムを保存することはさすがにできませんでしたが、いくつかの有名な機体は博物館に収蔵されています。
翻って日本。撃墜スコアを持つ機体はもちろんありませんが、「沖縄沖で初の警告射撃をした機体」とか理由をつけて、なんとか歴史ある機を保存する方策を探してほしいものです。
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ハセガワ/72のファントム・ファミリーの一員として製作したF-4D。アーカンソー州空軍のMigキラー"CITY of Ft.SMITH ARKANSAS"の引退1歩手前の状態を再現しています。
いつもの製作過程は省いて、「航空ファン」にあった特集風にまとめてみました。たまにはこんなのもどうでしょうか。

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Comments

 あらいつの間にこんな佳きものを。これは今年の干支ネタですか(違 どちらのデカールをお使いで?

Posted by: KWAT | 2007.09.19 at 10:08

おはようございます。
本当に何時の間に(笑

海軍のミグキラーはどうなったんでしょうねェ~

Posted by: mikami | 2007.09.19 at 10:12

>KWATさん
デカールはハセの昨年の限定品「Migキラーファントム」標準装備のもの。SEAのオーバーラル迷彩がボックスアートです。
そーか、今年の干支でしたね、イノシシ。

>mikamiさん
海軍はフシギにそういう話は聞きませんねえ。艦載機は痛みが激しそうなのでもたないのでしょうか?エースのカニンガムさんの最多スコア機がベトナム沖に沈んでるのは、つくづくももったないないことです。

Posted by: ウイングバック | 2007.09.21 at 16:25

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