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書評<『よみがえる空 -RESCUE WINGS』公式ガイドブック>


不謹慎な言い方だが、日本に航空救難団は数あれど自衛隊の救難団の”カッコよさ”は群を抜いている。有事は危険なコンバット・レスキューに従事し、平時においても"Last in,Fast out"という言葉に代表されるように、警察や消防があきらめた厳しい状況において活動しなければならない。
昨年放映されたアニメ「よみがえる空」はその小松救難団に配属された新人パイロットの成長を描いたドラマであった。空自全面協力ゆえもあり、ドラマ的な盛り上がりには欠けたが、救難団に所属する隊員たちの真摯な姿を描いた良作であった。本書はそのガイドブックではあるが、分量の2/3は実際の救難団の姿を紹介している。
パイロットや救難員をはじめ、機上整備員のインタビューや、機材紹介、救難団の出動記録など、貴重な資料となっている。アニメのガイドブックにする必要があったのか、と思うくらいに充実している。
メカフィチとしては、V-107とUH-60Jに対するパイロットの扱い方の違いが面白かった。空自の各基地の救難団はようやく機材がUH-60Jに全面統一されたが、アメリカ軍はHH-60シリーズの後継としてCH-47の改良型を選定している。今後、海外派遣も考えられる救難団の動向も要注目であり、本書はその入門書となるだろう。

初版2007/10 ホビージャパン/大型ムック

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Comments

今更ながらカキコさせて頂きます。
こんな本があったのですねぇ!アニメも知りませんでしたが…
 
自分はUS-1の塗装に曳かれたのか救難機って結構好きだったりして(笑
今年はTV「笑って…」でも千歳の航空救難隊が何週かに渡って特集されていましたしね。
見た目から入ってしまうおにへいでありました(笑

Posted by: おにへい | 2007.10.25 at 12:14

>おにへいさん
「よみがえる空」は大人の鑑賞に耐えるアニメなので、UH-60Jをぜひご堪能くださいまし。

Posted by: ウイングバック | 2007.10.25 at 18:17

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