DVD評<SCRAMBLE!-An Everyday Occurrence of The Territorial Air>
ガキの頃に見たテレビで、今だ印象に強烈に残っているNHK特集がある。タイトルも不明だが、空自のスクランブルを特集したものだ。機体に駆け寄るパイロットや地上整備員から感じる緊迫感は凄まじかった。MMDの例会で、その番組に地上員として”出演”された方がおられたのにはもっと驚愕したのだが。
で、このDVDはその空自のスクランブル―領空侵犯対処を特集したものである。築城のF-2Aをメインとして、領空侵犯対処の意義、その手順を紹介している。手順などは、仮想に中国の哨戒機を設定して(実際の映像)、リアル感を演出している(それにしても、「ファントム無頼」のころはソ連機にロシア語で警告してたのに、中国語なのが今どきだよなあ)。なので、決して空撮メインではないが、レーダーサイトの内部映像など、貴重な映像も交えられている。
面白かったのはハチロク世代からのパイロットOBのインタビュー。笑いながら”武勇伝”として話してくれるけど、生き残ってきたからこそ、なんだろうなあ。
冒頭に書いたNHK特集で一番頭に残っているのは「起動用コンプレッサーのホースをひきずる地上整備員の姿」なんだけど、今どきの戦闘機はセルフ・スタートするもんで、その役割の整備員の姿がないんですわ。個人的に、ちょっと悲しかった。
バンダイヴィジュアル/2007/10
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