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F-4EJ Day4thあたり

今週はよく雪はねをしたなあ。こんなのは札幌でも久しぶりじゃないかな?。今日もダイエットのために会社事務所前を自主雪はねをした後、F-4EJファントム”ファントム無頼”を全体塗装。
おにへいさんの以前のリクエストにお応えして、デカールのコピーを使ったマスキングをアップします。
今回は改修前のレガシーF-4EJ(仮)なので、レドーム・排気口下塗り(ブラック)→アンチグレア(フラットブラック)→排気口下部(黒鉄色)→排気口上部(シルバー)→下面(H316ホワイト)→上面(H315ガルグレー)とマスキングしながら塗装した後、百里680の”ダンダラ模様”の塗装に入ります。
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マスキングの型紙は以前にMMDの例会でいただいたアクト・ハセガワのデカールの原寸大コピー。それにタミヤのマスキングテープ(太め)を貼ります。タミヤのマスキングテープは粘着力がほどほどなので、剥がすのにちょうどいいです。カッターでカットして・・・
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パーツに貼り付けます。垂直尾翼と合わせてこんな具合。
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そしてレッドを吹き、すべてのマスキングを剥ぎます。
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アンチグレアの部分が変に曲がっている以外は概ね成功。
来週で完成、といきたいところだけど、仕事なんだよな。週末に会議なんかすんなっっちゅーの。

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書評<ネット右翼ってどんなヤツ?>


先に断っておくと、自分の立ち位置はミリオタ・麻生ローゼン閣下支持の”ネット右翼”である。

イラク3バカ事件のときは、”ブサヨ”vs”ネットウヨ”の戦いが熱かったもんである。自分もそうだが、ネット右翼は個人的な意見はブログからmixiに書く人が多くなり、プロ市民の方々はメーリングリストかなんかで情報を回すようになり、直接対決の場は減ってしまっているような気がする。そういう意味では、あまりタイムリーではない本。”ウヨク的”な発言をする人たちの座談会、ネットの祭りに至るその心理の分析など、ネットの一勢力を面白がっている感じでまとめられている。

個人的に思うに、「反戦・平和・軍縮・市民」といった”絶対正義”が現代ではあまりに空虚なのね。冷戦以後、イデオロギーの対決が去って国、民族、個人あらゆる段階でエゴが溢れる時代、前記のキーワードは矛盾の固まりとなる。アフガンの問題1つとっても、サヨクの発言は「アフガンがテロ組織の温床になったのは国際社会の無関心のせいだ」「アフガン安定のために、米軍はじめ国際治安安定部隊は撤退せよ」と相反し、じゃーどうすりゃいいのよ、と激しく問いただしたい気分である。
嫌韓・嫌中も、感情的な問題とは別に、韓国の方は在韓米軍削減を意識しての軍拡、中共の方は数頼みの時代遅れの軍隊から現代的攻撃型軍隊への脱皮と、現実的な脅威を背景にしている。自衛隊はもちろん、戦力削減中だ。
というわけで、サヨクの人たちが明確な思想と意志と団体を持つのに反して、ネット右翼とは「反戦・平和・軍縮・市民が嫌いな人たち」に過ぎない。評論家の方々が心配する、ナショナリズムなんてのからは程遠い現象だと思うのね。この本でも、モノホンの右翼の人からは「かえってジャマ」みたいに言われてるし。ブログの炎上も「それはおかしいだろ」と言いたい人が多いに過ぎない。
結論としては、「ネット世界でも、祭り好きの日本人の性は隠せない」というところで妥当だと思うんだけどね。

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書評<日本の戦争Q&A>


江戸末期の黒船の来襲から太平洋戦争まで、日本が経験した戦争についての疑問点をQ&A方式で回答していくことにより、地政学や政治学、技術的な観点も絡めて、なぜ史実上の”結果”に至ってしまったかを解説する。

”核武装論”など過激な著作もあるため、右翼的な人物と捉えられがちな著者だが、戦争の経緯の分析そのものはそれに関わる主要人物の詳細な分析と、兵器の技術的な進展度を組み合わせた至極まっとうなものだと思う。本書の分析もその路線に従って、日本の戦争にまつわる謎を論理的に解き明かす。軍の各部隊を率いる人物の個性、兵器の優劣とそれを使う戦術というミクロの状況が重なって、歴史というマクロな状況が作り出されるという解説の組み立ては、ミリオタならずとも納得なのではないか。ただし、近現代史をかなりのレベルで知っていることが必要で、ここは学校の歴史教育の歪みも感じるところである。
個人的には、広島の離島出身なので宇品港の役割とその歴史を知ることができただけでも、貴重な1冊であった。

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F-4EJ Day1st

HDD録画した地デジはCPRM対応のDVDでないとムーヴできない、らしい。おかげでDVD-Rが10枚ムダ。オレもだんだん、最新家電についていけなくなってるな。勉強しなおそう。

そんなことには関係なく、ファントム祭りは3機目突入。年末に久々に「ファントム無頼」を読んだので、F-4EJの寿命延長改修実施前、元祖F-4EJ”百里680”で行きましょう。
リサイクルショップで買ってきたハセガワ1/72F-4Eのファーストロットと、この間製作したRF-4Eで余った主翼外翼(RWRなし)、別売コーションマークを使います。
んで、機体製作から。
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今回のファントムコンペ、多くの方がハセガワ1/72のキットを製作されているわけですが、おかげで多くの発見があって、胴体の前後のパーツを先に接着する発想、ヒロシさんの作例見るまで全然なかったんです。かれこれ10数年は同じキットを繰り返す作っていても、まだまだ”やり方”はあるもんです。

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書評<裸者と裸者>

近未来の日本。不景気が全土を覆い、高まる失業率などから治安や政情は混乱を極めていた。そんな中、首都・東京の自衛隊が”革命”を目指し、”救国臨時政府”を立ち上げる。だが、それは全土に軍閥を生み、敵味方の勢力が入り混じる内乱へのきっかけに過ぎなかった。略奪やレイプが横行する地方都市で、主人公・佐々木海人は年幼い兄弟たちのために懸命に生きていく。そして偶然、海人に出会った14歳の姉妹は混乱した状況の中で、女性ギャングを組織していく。

関東の諸都市がそれぞれの自衛隊駐屯地ごとに軍閥を成し、権益を求めて戦闘を繰り返す。そこにマフィアなど諸勢力が入り混じり、ますます状況は混とんとしていく。そんな中で、生きるために必死に知恵を絞り、ときに悪事を働きながらも、自らの定めた規範だけは守り通して生きていく主人公の子供たちの成長物語。端的にこの物語を表すとそうなる。内乱という大状況も、主人公たちを取り巻く小状況もまったく先が読めず、次の展開に引き込まれていく。主人公は決して孤独というわけではなく、肝心な場面では大人たちも助けに入る。それも、主人公たちは自らの規範を守っていればこそ、だ。自分の中で譲れない”正義の一線”とは何か。それを考えさせられる。

ただ、追い込まれた状況とはいえ、いくつもの軍閥を生み、略奪やレイプなどの暴力へ向かう"パワー”が今の日本人(主に男性)にあるかどうかは個人的に疑問。それとも、銃と戦争はそれほどに人間を変えてしまうものだろうか。

初版2007/11 角川書店/角川文庫

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書評<実証超科学講座 >


「ニュー・サイエンティスト」なるイギリス科学専門誌連載のコラムの科学Q&Aコーナーをまとめたもの。人体、動・植物・家庭・宇宙・交通など、様々な分野での素朴な質問と、それに対する回答が掲載されている。
この手の”雑学本”は数多くあるが、本書が他の多くの本と違う点は2つ。まず、読者から寄せられた質問に対して、回答者もまた読者(多くは科学者たちだが)であり、ときに相対する回答が複数掲載されていること。もう1つ、こちらが自分気に入っている点だが、イギリスらしいウィットに富んだ回答が満載であること。
例えば、「化石になるにはどうしたらよいか」という質問に、「豪雨の日に、熱帯河川の氾濫源を散策したら、きっと望む場所にたどり着けます」とか「活火山の山腹で軽率なピクニックはいかがでしょうか。溶岩につかまっては元も子もないので、あくまで大量の火山灰が降る位置で」と、あくまで軽い調子で化石になることがいかに難しいかを教える。
例えば「黒いギネスビールの泡がなぜ白いのか」という質問に光の屈折率がうんぬんと科学的な説明をした後、「再現性を確かめるため、この実験は繰り返し行われました」という、ただビール飲んでるだけじゃねーの、と軽くツッコみたくなるジョークで結ぶ。
こうした”持って回った言い回し”が大好き方は、ただの雑学本より楽しめること間違いなしです。

初版2007/10   二見書房/ソフトカバー

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RF-4E Completed

実質的に本日がblog始め。読者の皆様、本年もよろしくお願いします。
07-08の年末年始は数年ぶりで実家で過ごしたり、半端に仕事が入っていたりして、プラモ絡みの更新が滞っていたのですが、モロモロの過程をすっ飛ばしてハセガワ1/72RF-4EファントムⅡの完成画像を晒します。

5000機以上が生産されたマクダネル・ダグラスF-4ファントムⅡは多くのサブタイプが存在しますが、偵察型もその1つです。RF-4EはF-4E系のエアフレームを使用し、機首形状を変更して数機のカメラを搭載しています。単なる写真偵察だけでなく、IRセンサー、側視レーダーを搭載した”マルチ・センサー”偵察機としても画期的でした。
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航空自衛隊は1974年からRF-4Eを導入、14機を百里の501飛行隊に配備しました。F-4EJと違い、全機が輸入です。
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キットはハセガワ1/72のデカール替え限定品で、例によってシートベルトとピトー菅のみファインモールドの金属部品に交換したストレート組み。機首のクリアーパーツの合いも良く、RFならではの注意点は特になし。カメラ窓の面積が大きく、予想以上に内部が覗けてしまうため、カメラ部品をもう少しディテールアップしても良いのかと。
今回はリベットをかなり打った後、1000番でサンディングかけているのですが、一部がガタガタ。フツーに済ました方が良かったかも。
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塗装は501飛行隊の1994年開催の戦競参加機。”麒麟”、”白虎”、”朱雀”、”玄武”のうち、909号機”朱雀”をチョイス。フリーハンドと型紙を使った迷彩は例によって”似て非なるもの”。雰囲気は出てると思うので良しとします。当たり外れの大きいハセガワ純正デカールは今回は”当たり”でしたが、それでもシルバリングしてるところがいくつか。
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垂直尾翼の”お気楽キツツキマーク”が気に入らない、その1点で今まで作ったことのなかった空自のRF-4Eですが(笑)、朱雀マークのカッコよさで相殺。大規模災害のたびに”偵察活動”を続けているRF-4Eは、空自ファントムの中で一番実戦経験が豊富なのかも。
次も空自のファントムで行きます。ファントムだけは何機作っても飽きないなあ。
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書評<昭和のロケット屋さん>


宇宙作家クラブの松浦晋也、笹本祐一、あさりよしとおが、戦後の宇宙開発の中心にいた人物を招いて当時の話を聞く、ロケットまつり@ロフトプラスワンなるイベントをまとめたもの。ゲストは東大生産技術研究所(後の宇宙研)の打ち上げ技官であった林紀幸氏と、ロケットを生産してきた富士精密(後のプリンス自動車→日産→IHIエアロスペース)の垣見恒男氏。日本の宇宙開発の始祖となるペンシルロケットから始まった、一連の固体燃料ロケットのシリーズの開発を通して、長い歴史の中のエピソード、教訓などを聞いていく。付属のDVDには当時のロケット打ち上げ失敗の映像などが収録されている。

この本、宇宙開発に興味のある人ならば絶対に笑えて驚いて、楽しめる1冊である。日本の宇宙開発の父といっていい糸川英夫氏の指揮のもと、現場にて開発に携わられていた林氏と垣見氏がどんな格闘を繰り広げていたか、”知られざる歴史”を披露されるのだが、よく言えば手探り、悪く言えばハチャメチャである。旧軍の遺産ともいえる材料でペンシルロケットを打ち上げ始め、運にも恵まれながらもロケットの規模を拡大させていく。個性的な”独裁者”、糸川教授のパーソナリティ、東大内の縄張り争いなど、事故対処も含めて驚愕のエピソード満載である。最後の方には国防関係の話題もあり、まあぶっちゃけ過ぎなんではないかと(笑)。
もちろん、我々一般企業に勤める一般人にも通じる教訓も満載だ。それを含めて、”モノ作り”とはなんとオモシロいものなんだと改めて強烈に感じさせる。

当方、高校の成績は現代国語9、物理3の典型的文系人間だが、つくづくも理数系の人間に生まれ、エンジニアになりたかったと思う。

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書評<”環境問題のウソ”のウソ>


環境問題が声高に叫ばれるのにしたがって、増えてきたのがそれに対する懐疑論。特に武田邦彦教授の「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」は「たかじんのそこまで言って委員会」への本人の出演以来、ベストセラーとなった。本書はと学会会長にしてSF作家、山本弘氏の反論本である。
結論から言うと、例えばペットボトルのリサイクルに関する問題は武田邦彦教授の著作に登場するデータは教授により”誤読”されているのは確かで、教授が言ってることは現状とかなり異なっているようである。特に問題なのはコストとエネルギーを等価に捉えているので、関係各所から集められたデータがデタラメになっていること。山本氏は本人とも”対決”しているが、こういう対話にありがちな”スレ違い”に終わっている。

環境問題を難しくしているのは、一部の人々がそれを”絶対正義”にしていることだと個人的には思う。それだと、反発する人は必ず出てくる。例えば地球温暖化による北極の氷棚の面積の減少は、地球規模の気象現象に大きな異変をもたらす反面、そこに眠る資源の採掘を可能にし、北極航路を開くことにより運輸関係に劇的な変化をもたらす。すでにロシアやカナダはそれを前提に動き出している。その得失をどう考えるのか。物事をもっと多面的に捉えなければ
ならないだろう。そういう意味では、問題提起として武田邦彦教授と山本弘のやり取りは有意義なんだと思う。

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