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書評<実証超科学講座 >


「ニュー・サイエンティスト」なるイギリス科学専門誌連載のコラムの科学Q&Aコーナーをまとめたもの。人体、動・植物・家庭・宇宙・交通など、様々な分野での素朴な質問と、それに対する回答が掲載されている。
この手の”雑学本”は数多くあるが、本書が他の多くの本と違う点は2つ。まず、読者から寄せられた質問に対して、回答者もまた読者(多くは科学者たちだが)であり、ときに相対する回答が複数掲載されていること。もう1つ、こちらが自分気に入っている点だが、イギリスらしいウィットに富んだ回答が満載であること。
例えば、「化石になるにはどうしたらよいか」という質問に、「豪雨の日に、熱帯河川の氾濫源を散策したら、きっと望む場所にたどり着けます」とか「活火山の山腹で軽率なピクニックはいかがでしょうか。溶岩につかまっては元も子もないので、あくまで大量の火山灰が降る位置で」と、あくまで軽い調子で化石になることがいかに難しいかを教える。
例えば「黒いギネスビールの泡がなぜ白いのか」という質問に光の屈折率がうんぬんと科学的な説明をした後、「再現性を確かめるため、この実験は繰り返し行われました」という、ただビール飲んでるだけじゃねーの、と軽くツッコみたくなるジョークで結ぶ。
こうした”持って回った言い回し”が大好き方は、ただの雑学本より楽しめること間違いなしです。

初版2007/10   二見書房/ソフトカバー

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