1年間、新商品レポートやってみよう、と年初に決意したとたん、なんだか発売ラッシュですよ。
というわけで、次はコレ。

アカデミーの1/72F-16CG/CJヴァイパー。完全新金型です。ドラ代々木八幡の並行輸入を通販で入手。クレオスの正式輸入は1か月ぐらいズレ込む感じですかね。

パーツはごらんのとおり、スジ彫りプラスリベットの逸品。脚などの各パーツも精密。武装はAAMがAIM-9X、AIM-9L、AIM-120の3種、対地兵器がAGM-88HARM、GBU-31 JDAMにECM機器がALQ-184と一通り揃う上に、デコイ内蔵パイロンもパーツ化されています。では、早速組んでみましょう。

せっかくパーツがセットされているのと、静岡をにらんで、ここはギリシャ空軍仕様のBlock50にしてみましょう。垂直尾翼後部の基部が選択式になっているので、ドラッグシュートが格納された長い方を選び、ECMフェアリングを取りつけます。F-16は購入時期によって装備が異なりややこしいのが特徴で、航空ファンを見てるとECMフェアリングがない機体もあるようです。また、ギリシャ空軍はCFTパックを装備できるBlock52Adv.も導入中ですが、こちらはエンジンがF100-PW-229となるので、ノズルとエアインティークを他のキットから持ってくる必要があります。
全体の合いはほぼ良好。バリエーション展開のため、バルカン砲口と機首のIFFアンテナ付近が選択式になっており、ここがやや隙間ができるぐらい。
今回は使いませんがデカールも良質で、クレオス正価で¥2500ぐらいだと思いますが、自分としては価格なりの価値があるキットと判断します。
今日、ヴァイパーについて学んだことの個人的メモ。
○Block30/32以降の0→GE製のF110エンジン、2→PW製のF100エンジンを搭載を表す。F110搭載機は幅広のエアインティーク、F-100搭載機は従来通りのエアインティーク。なのでF100搭載機の製作はBlock40以降でもA/B型のキットからノズルとインティークを持ってくる。
○アメリカ空軍のBlock40/42は夜間攻撃、Block50/52はSEADを主任務とするがCCIP改修によって両者の仕様を統一中。
○アメリカ空軍のA/B型改修はOCU、NATOファルコン改修はMLUと呼称。
くっそー、ガキの頃はファントムⅡのサブタイプをすぐに覚えたのになあ。これは全然頭に入らん。年だな、マジで。
Recent Comments