書評<せまるニック・オブ・タイム>
組織としてのミスリルは壊滅したが、原潜<テー・ハー・デ・ダナン>のメンバーはアマルガムとの戦いを続けていた。ソースケもまた、負傷から回復した後、カナメを助け出そうと行動を起こす。カナメを助け損ねたものの、仲間と合流したソースケは、テッサとともにすべての始まりとなった旧ソ連の施設に向かう。
長く続いたライトノベルのロングセラーも、ついにクライマックス。ウィスパーとは何か?ブラックテクノロジーの根源は何か?ASはなぜ人型をしていなければならないか?そして、「フル・メタル・パニック」の世界ではなぜソ連が崩壊していないのか。それらの謎が惜しみもなく明かされ、結末一歩手前までの物語。。あれだな、「エヴァ」以来、伏線が全部明らかになるだけでも健全な物語の気がする(笑)。
とはいえ、ハッピーエンドかどうかは別。長い物語をどう決着するかどうか楽しみです。
« Su-15TM Completed | Main | 書評<戦争のリアル> »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 書評<ベリングキャット ――デジタルハンター、国家の嘘を暴く>(2022.08.28)
- 書評<バルサ・コンプレックス “ドリームチーム”&”FCメッシ”までの栄光と凋落>(2022.05.25)
- 書評<冷蔵と人間の歴史>(2022.05.24)
- 書評<ザ・コーポレーション>(2022.05.23)
- 書評<狩りの思考法>(2022.04.19)
Comments