書評<萌えよ!空戦学校>
立て続けにリリースされるこのシリーズ、よっぽど売れるんだろうか?
自分の場合、今回は完全にイラストレーター買い。この人のマンガのファンなんです。
それはともかく、中身は教官がいろんな国籍の教え子たちに戦闘機の歴史を教えていく、お馴染みのスタイル。制空権を獲得するための戦いが始まった第1次世界大戦から現在まで、戦闘機の役割や機体構造、代表的な戦闘機といったハードをまず紹介し。それから実戦で培われてきた戦術や実際の戦闘など、いわゆるミリオタの基本をなぞっていく。
2008年現在、ここ10数年、いや湾岸戦争においてさえ大規模な”空戦”を世界は経験してないので、いわゆる戦闘機の役割が低く見られがちだ。だが世界の空軍は今やF-16ヴァイパーとSu-27フランカーが溢れており、各国の潜在的脅威は増すばかりだ。制空権がない戦争は悲惨である。それを考えると、戦闘機の持つ重要さは減ることはない。本書はそのことを再確認する良いテキストになる・・・かな?(笑)
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