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HME2008に参加しました。 その②

前回に引き続き、HME2008の報告をアップ。
2回目は個人的に印象に残った作品を紹介。
まずはHME大賞を受賞したチーム北艦に鎮座する1/100DD-153ゆうぎり。
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フルスクラッチ、艦載ヘリやレーダーの回転といったギミック、発光などで驚かされたのですが、一番の驚きはこれが水上を走るラジコンだということ!神様は近くにいるもんです。
艦船では、別のサークルさんで木製帆船も鎮座。
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まさに床の間に飾れる芸術レベル。製作者におうかがいしうたところ、製作時間は3000~4000時間とか。その1000時間の差を省略するところに器の大きさを感じます。
カーモデルの中からは、アバウト工房さんのアルテッツァ。
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”旬のもの”ということで、数々の痛車が並んでいました。子供達もしげしげと眺めてましたし、社会的認知度は意外と高いのかも(笑)。
オタクがらみでは、初音ミクの”ネギラーメン”。
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会場限定で複製品を発売してたら、絶対に買うレベルのかわいさ。
さらにHME特別賞のグッドフェローズさんのミニスケールAFVおよび関係車両。
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いつかね、1/72のC-17グローブマスターでも作ってあげたいです。
最後に、一押し屋さんの大きなガンダム。
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掃除している女の子との対比がステキだったので、思わず1枚。ガンプラ文化の深さを感じます、なんてのはオーバーか(笑)。
まだまだ紹介しきれないほど、バラエティに富んだ作品で会場はいっぱいでした。
ここで目立つためには、何か大きなものを作らなきゃな、と思うけどヘタに書くと責任を取らされそうなのでこれくらいにしておきます。

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HME2008に参加しました。その①

北海道最大の模型展示会、HME2008にMMDの一員として参加しました。
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その報告の1回目として、まずは私が所属するMMD(みんな模型大好き、P.M.5:00以降は萌え萌え団の略)の作品からピックアップ。
まずはmikamiさんの四式戦闘機”疾風”。
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パネルライン当たりの陰影表現、さすがです。幹事のお仕事もお疲れ様でした。
さらに大戦機でUさんのスピットファイア。
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ガイアのスターブライトジュラルミンがお気に入りとのことで、激しく合意。注目されている来場者の方に積極的に声をかけている姿を見習いたい。
さらにヒコーキ、Yさんのメッサーのジオラマ。
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エアのジオラマは出展自体が少なく、注目を集めていました。
さらにTomiさんのセンスあふれるディスプレイ。
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リアルに仕上げるだけがセンスではない、と改めて思います。
戦車の中からは、GRIPさんのイスラエル陸軍の魔改造M60、ガマフ。
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イスラエルの兵器が持つ独特の”実戦をくぐった感”がよく出てます。さすが砂漠王。
さらに1/144の名手、fujiさんのゴリアテを操作する兵士。
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もうね、デジカメのオートフォーカスが合わないくらい、細かい。
車からはししゃもさんの日産パルサーWRC仕様。
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シルビアのターボエンジンを積んだじゃじゃ馬で、ホイールベースが短いので操安性が悪かったとかであまり活躍はしなかったのですが個人的に大好き。ししゃもさんのWRCのチョイスは渋すぎます。
あと、子供さんに一番、注目をあつめていたのはKitaさんの”痛車”の数々だったんですが、ピンボケ多しなので写真をアップできず。ごめんなさい。
艦船はHoodさん提供の布でこんなふうに。
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Hoodさん、GRIPさんはじめ、細かい作業の積み重ねの数々。ウォーターラインを製作される方は無条件に尊敬してしまいます。
そして自分は2年間の製作機の中から、比較的見せることができるものをピックアップして団体出場。
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1/72の航空機は数を作って並べて楽しむ、と思ってますので、この圧縮した展示に自分で酔ってました(笑)。ただ、”分かっている人”はエアインティークの中を覗き込んだりするので、ヒヤヒヤもんでしたが。
様子を見ていると、一番の注目はトラぺのSu-15でした。大韓航空機撃墜事件の主役の1機ということで、地理的なものもあるんですかね。
このように、バラエティ溢れる出品作品群でした。惜しくも表彰はとれませんでしたが、それは来年の目標ということで。

最後に、個人的な感想を。幾人かの方とお話ししたのですが、今や1/72の現用機はマイナー分野だと、つくづく感じる展示会でした。ここ2年ほど東アジアのメーカーが元気なので、こっちは新商品を追っかけるのに必死ですが、作ってる人は意外と少ない(というか、全然いない)。自意識過剰気味のワタクシとしては、ユーザーが支えなければ、と改めて思った次第です。このブログ見てる少数派のみなさん、一緒にがんばりましょうね。

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HME2008開催中!

HME2008開催中!
サッポロファクトリーにてHME2008開催中です。お暇な方はぜひどうぞ〜。

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書評<フリーランチの時代>


オビの「僕たちの幼年期の終わりがやってきた!」のオビのとおり、”生命と何か”を扱った短編集。テクノロジーと、それがもたらす新たな価値観を通して、生きることの定義を我々に問いかける。
脳死状態の女性から、脳からの電気信号を取り出し、コンピューターを介して身体の代替品たるシンセットを動かしているうち、そのコンピューターの計算こそが意識になる物語である2作目。人類が不死を望む社会と、死を望む社会が繰り返すなかで、それに抵抗しながら歴史を渡り歩く女性の物語である4作目。このあたりが象徴だろう。

正直、自分的には肩透かしをくらった。著者、SF的な”状況”ではなく”状況の中の人間”を書くタイプだと思っていたのだが、本作は”状況”そのものを描き、我々に価値観の転換を提案する。確かにこちらの方がSFらしいと言えばそうだが。こっち側に行くのなら、ファンはちょっととまどうと思うんだけどなあ。

初版2008/08  早川書房/ハヤカワ文庫JA

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書評<絶対帰還>


2003年2月1日、スペースシャトル・コロンビアは帰還の一歩手前で燃え尽きた。乗員7名の命が奪われた痛ましい事故だったが、同時にそれはISS(国際宇宙ステーション)に滞在する乗組員たちの帰還の手段が失われたということでもあった。長期滞在する乗組員たちはそのとき、いかなる状況にあったのか?

本書は、コロンビアの墜落により予定外の宇宙長期滞在をすることになったエクスペデション(長期滞在ミッション)6のメンバーである3人のアストロノーツたちの姿を描いたノンフィクションである。極端な閉所空間での長期滞在が人間の心身にいかなる影響を与えるかを掘り下げていくために、著者は2つのストーリーを展開させていく。1つはこれまでのアメリカとロシア(旧ソ連)の長期滞在の歴史を辿り、そのエピソードを披露すること。このことにより、いかに宇宙での長期滞在が重力下で暮らす人間に負担をかけるかを探っていく。2つめは3人のアストロノーツと、そのうちの一人、ドン・ペティットの妻であるミッキーの人物像を掘り下げ、彼らがNASAと宇宙に関わることにより、いかに変わっていくかを描いている。

3人は最終的にロシアの宇宙船ソユーズで帰還する。そのミッションは最後まで波乱万丈であった。それゆえ、最後まで読者の我々は退屈することなく本書を読み進むことができるが、もっと安全が担保されなければ、ISSの開発は滞る。ちょっとした矛盾を感じる1冊であった。

初版2008/07 光文社/ハードカバー

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書評<アニメはいかに夢を見るか―「スカイ・クロラ」制作現場から>


押井守カントク作品「スカイ・クロラ」公開に合わせて、関連書籍がいろいろ出版されているが、たぶん一番バランスが取れているのが本書。
前半はカントクが「スカイ・クロラ」の製作を決断した理由、それぞれのスタッフを起用した意図、画面に込めたメッセージなどがまとめられている。
後半はプロデューサーの石井氏が脚本、3DCGI、作画、音響など映画を構成する各分野において、どのような過程でスタッフを起用し、製作が進められたかがまとめられている。キャラデザ兼作画監督の西尾鉄也氏のマンガによる製作裏話が挿まれ、楽しく読める。


で、これを読んで頭に入れた上で、2回目の鑑賞で印象に残ったことを箇条書きで。
○「絶対に勝つことのできない存在としての敵」として描かれる敵戦闘機・スカイリィの力強さと、主人公駆る散香の華奢な感じの対比はよくできている。デザインもそうだが、カントクのレイアウトが成功してるかと。一方、過剰にでかい家具やドアは、言われるまで気づきませんでした(笑)。
○もともと、原作と押井カントクのテーマがよく合致してるのね。カントクの作品に共通するのは「虚構もしくは幻想と、現実の対比」なわけだけど、「ゲームとしての戦争と、生きることの苦悩という現実との葛藤」がよく寄り添っている。
○”押井語”と呼ばれる長いモノローグの封印はキャラクターの演技によりカバーする、という演出意図は、まあ子供が主人公なのでしょうがないかなと。後、イノセンスや功殻機動隊であった”隠しメッセージ”が分かりやすくいのも、押井信者として少し寂しいかな。
○カントク、どんだけ榊原良子さんが好きなんですか。

観客動員は相変わらずツライ。固定ファン以外は、オリンピックが意外とライバルなのかもね。「ぽにょ」も意外とパブリックの話題に上らないし。夏休み公開っての、少し考えた方が良かったのかも。

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週刊金曜日<ムダな兵器>に反論してみる

いい歳したミリオタが「週刊金曜日」なんかに釣られるなよ、と言われそうですが、ややもすると一方的な見解に腹が立ったので、「ムダな兵器要らない装備」に反論してみます。
1.TK-X(新戦車)
(紹介コメント要約;以下略)「次世代戦車の要求基準が定まっていない中で、前時代的な戦車を開発する意味があるのか?」
世界各国の次世代戦車の基準がバラバラの中、「新技術を導入して重量を軽減し、ネットワーク中心の戦闘を導入する」という陸自の基準があったということでしょうよ。
2.おおすみ型輸送艦
「航空機用格納庫を持たないためにヘリの運用に難があるなど、中途半端な性能」
全通甲板は何かと便利だと思うのですが、ヘリの整備能力がないのは確かに疑問。
3.C-X
「C-17という傑作機があるのに、日本が独自開発する必要があるのか?」
そもそもC-17とC-Xの大きさの違い、わかってます?少数の荷物をデカイ輸送機で運ぶムダ、分かってます?
4.AH-64Dアパッチ・ロングボウ
「高価過ぎて13機しか買えなかった」
高価なのはともかく、調達中止の本来の理由の生産ブロックの問題って、オレもよく理解できませんでした。
5.F-2
「その能力を考えれば、あまりに高価」
これは、FS-X当時の外務省をせめるべきでしょう。国産のまま突っ走っていたらどうなったかは、また別問題ですが。
6.OH-1
「偵察任務に機能を絞りすぎて、汎用性がない」
攻撃ヘリを最大限有効活用するには、敵のヘリを排除して偵察任務ができるスカウトヘリが必要だったんです。
7.90式戦車
「改良を怠り、陳腐化」
同意、ですかね。
8.89式装甲戦闘車
「調達コストが戦車並みで、数が揃わない。本来は戦車と同数が必要」
同意、ですかね。
9.87式自走対空砲
「航空機や攻撃ヘリの進化により、登場時点で旧式化」
陸自の人も、携行SAMがあんなに役に立って、しかも国産で高性能のものができるとは思わなかったんだろうなあ。
10.96式自走迫撃砲
「フランス製迫撃砲を専用車体に搭載する贅沢さ。リコイル機能を持たないため、ショックが直に車体に伝わり、耐久性に難」
てか、迫撃砲にそんなに反動があるの?
11.89式小銃
「高価で、発射機構も複雑で部品が脱落しやすい」
”3脚を使った伏射による正確な射撃を用いた待ち伏せ”とか、アサルトライフルといえど運用思想があります。アーマーライト買っとけばいい、ってもんじゃないのです。
12.62式機関銃
すみません、この銃の良いウワサは聞いたことがありません。
13.C-1
「航続距離が足りず、沖縄に直行できない」
”航続距離が長いと他国の脅威になる”とか言ってたのは誰なんでしょうねえ。
14.P-X
「この種の哨戒機は旅客機をベースにするのが定石」
モノコックの胴体を切り裂いてウェポン・ベイを作るのがどんなに難しいか、分かってる?
「同機をベースにした中型旅客機の開発ができなかったか?」
軍用機に要求される強度で旅客機作っても、重くて燃費が悪くなるだけです。
15.1号型ミサイル艇
水中翼船がこんなに波に弱いとは思わなかった、と導入した後に後悔したのは、瀬戸内海航路を運用する民間各社も同じです。
16.AAM-4
「AMRAAMに比べて実績がない」
EADSやマトラの新世代AAMも実戦経験はありません。
「F-22やF-35には規格外で搭載できない」
そもそもそんなことは想定外ですから。
17.弾道ミサイル防衛
「毎年1000億円のの巨費を費やしているが、有効性は疑わしい」
”有効性が疑わしい”なら、MDの東欧配備にプーチン大統領が反対したのは何故でしょう?
18.ひゅうが型ヘリコプター護衛艦
「各国の軽空母を凌ぐ大きさを持ちながら搭載ヘリは4機と少ない」
余裕と発展性を残すことの大切さを海自も学んでいるのです。
19.はつゆき型護衛艦
「人員不足の地方隊では持て余し気味。別の小型艦を整備すべき」
なので海自も組織改編します。
20.LCAC-1
「山田洋行に騙されて古いタイプを導入。すでに部品は枯渇しつつある」
うーん、そうなの?情報不足のため判断できず。


いろいろ書きましたが、基本的に欠けているのは「開発したり導入を決定したりする時点の目線」を持って事象を捉えることです。その時点で想定される戦術や、持ちうる技術力に兵器は合わせてあるのであって、情勢が変化した今の目線では後付けでなんとでも言えます。もちろん、自分も自衛隊のすべてを肯定するわけではありません。ですが、技術力や、日本や世界の情勢を、過去から現在までの歴史を含めて検討することは必須です。自衛隊のいびつさや不祥事をあげつらうのも結構ですが、いっぱしの主張をするなら、そういった視線も欲しいものです。

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書評<生命と非生命のあいだ>


この大宇宙に我々以外の生命は存在するのか?真剣に議論すればするほど、その可能性は薄くなっていく。だが、生命そのものの定義を捉え直せばどうなるか?本書はまず地球上の生命を新たに定義し、そして太陽系の各惑星、またその衛星に生命が存在するかを探っている。
第一部は生命の起原と定義。地球上の生命は1個の細菌の至るまで、DNAという設計図からつくられた”親類”であり、いわゆるところの炭素生命である。そして代謝しながら生命を維持し、増殖し、進化していく。DNAではなく、この「代謝しながら生命を維持し、増殖し、進化していく」を中心に据えると、長らく論争の的になっていた「ウイルスは生命か否か」というテーマをはじめ、生命の範囲は拡がりを見せる。この根拠は昨今の主流である”RNAワールド(DNAの前段階としてRNAから生命が発展してきたという説)”と、海底の極端な環境に住む嫌気性細菌の存在である。DNAは我々のいわばセントラル・ドグマであったが、それを転写し、情報を運び、タンパク質を実際に作るRNAもまた、生命に不可欠な存在である。硫黄を栄養分とする嫌気性細菌は、我々の持つ生命のイメージとは程遠いが、それでも我々の遠い祖先の系統樹の中にある。このように、生命の幅はどんどんと広がっているのだ。
第2部はそれに基づき、太陽系の生命の存在を探る。宇宙探査が進んで以来、太陽系に生命が存在すると信じている人はめっきり減ったが、前述のように生命を定義しなおすと、火星や土星の衛星であるタイタンといった星に生命の存在が疑われるようになってくる、というのが筆者の主張だ。
おもしろいのは、NASAの探査機が生命を他の惑星に持ち込んでいるのではないかという可能性。パンスペルニア説(生命の起源は宇宙から運ばれたという説)を我々は自ら実行しているのかも知れない。

このように、2つの視点から”生命とは何か”を問い直しているのが本書だ。本書の主張はたぶん、”常識的”にみれば異端なのだろう。それでも、火星やタイタンにそこはかとなく生命がいるような気もしてくる。他の正統派の科学書と比較して読むとまた面白い。

初版2008/05 青土社/ハードカバー

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2008年度千歳基地航空祭に行ってきた

2008年千歳基地航空祭に行ってきました。
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これはブルーインパルスの演技の写真ですが、御覧のように天候に恵まれ、F-15JとF-16CJの機動飛行、ブルーインパルスの展示飛行とも垂直科目まで見ることができました。
さて、毎年のように参加機をアップするのも何なので(年々、バリエーションも少なくなってきてるし)、今年買い換えた高倍率ズームできるコンデジの便利さと限界に着眼点をおいて写真をアップしていきます。
まずは救難展示のUH-60Jと、通過飛行の政府専用機。
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動きのある写真を、とがんばったのですが、このへんが限界点。機速にして150kmぐらいがズームで追える限界点でしょうか。
それと救難展示、なぜか千歳のブルーの迷彩のUH-60Jではなくて、この記念塗装機が飛行。迷彩機の方が、コンバット・レスキューぽくっていいと思うのですが。
さらに、観客席の向こうで行われたF-15Jの武器搭載・緊急発進の作業展示と、ブルーのウォークダウンのアップ。
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T-4のキャノピーにいっぱい配線がくっついてますね。こういうふうに観客の頭の隙間を狙ってアップをとる分には、ズームが役に立ちます。
次にプラモ製作の参考になりそうな写真。
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某所の掲示板で「AIM-120のウイングは黒鉄色」というのを見かけて以来、ちょっと気になっていたのですが、AIM-7Fスパローは少なくともグレーではなくて金属色ですね。逆にAIM-9Lサイドワインダーの弾頭部分はブラックではなくて濃いオリーブドラブっぽいでしょうか?大スケールで効いてきそうなところです。
次にF-15Jイーグル関係の部分アップ。
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いつだって悩みどころのジェット・ノズルは、”磨きこまれた”金属の感じ。ギラっというよりも、キラっというような・・・。その周りのシルバーの部分も、焼けた感じはダイバージェントノズルの直後だけですね。
ACSⅡ射出座席のクッションはあずき色ですよ!奥さん(なんでだ)。
F-15Jの搭載兵器展示ではこんなところも開けてくれてました。
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M61A1バルカン砲の固定部分。F-15Jの中はいわゆる機内色ではないんですね。
その他、個人的に気になるもの。
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美保基地のYS-11は「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボ。地元に住んでいる身内に聞くと、これしか観光資源がない、というくらい水木しげるがプッシュされているそうなので、むべかるかな。そういえば、千歳市の市制50周年のステッカーがあちこちに貼ってありましたね。自治体あっての自衛隊。
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入間のC-1は後部扉を開けてくれてました。ついでに、中を見せて欲しかった。
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海自のP-3Cはいつの間にかいろんな出っ張りがついてるのよね。すわ特殊装備かと思い聞いてみると、アップデートの違いがいろいろあるみたい。それよりも早くSH-60Kを持ってきてください。
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今年度をもってF-2との機種更新を完了する8SQのF-4EJ改。そうなると、千歳の航空祭へのファントムの派遣が継続されるなら、那覇から百里に移動する302SQから派遣になる。尾白大鷲が千歳に帰って来ることになるのかも。

最後に、ブルーの演技中に撮れた比較的マシな写真。
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デジイチと違ってズームもピントも自動が基本なので、ウィンウィンとレンズが動き、SDカードの残量よりも2個持っていったバッテリーがピンチの有様。みんなデジイチを欲しがるのも分かります。しかし、カメラって趣味も無間地獄っぽいんだよなあ。

というわけで、極私的な千歳基地航空祭のレポート終了。MMDの皆様もお疲れ様でした。来年も快晴でありますように。

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書評<サッカー戦術クロニクル>

モダン・サッカーは、1974年のワールドカップに前後して生まれた”トータル・フットボール”の系譜の途中にある。固定したポジションを攻守を行うのではなく、ポジションを崩しながらも前線から守備を行い、そして攻めていく。激しくも美しいサッカーの”理想”。本書はトータル・フットボールを軸にしながら、戦術がどのような進化を遂げていくかを解説していく。ポジショニングや選手がどのように動きながらゲームを進めていくかという戦術的な側面と、それを実行してきた監督や選手の個性という側面を、適度に織り交ぜながら歴史を辿っていくことにより、、活字にすると難解になりがちなサッカーの戦術を理解し易くしている。

著者の解説を読んでつくづく思うのは、トータル・フットボール以後、サッカーの戦術とは選手をはじめクラブの財政や国の政治情勢といった様々な背景に表裏一体であるということだ。例えば、一部の解説者は最新のフォーメーションを導入すれば全て解決、みたいな言い方をするが、むしろフォーメーションはプレイヤーの個性を最大限発揮するためにあるのだと、本書では感じさせる。確かに新たな戦術が生まれるたび、それに対抗する戦術が生まれる。だが、それを実行するのは選手たちであり、その力がなければ戦術など意味がない。戦術によって名選手が生まれるのではなく、名選手を際立たせるのが戦術である。

ライターによって事象の捉え方が極端に変わるのがサッカーの特徴の1つだが、人とシステムの捉え方のバランスがよく取れている好著である。

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F-4J Completed

ハセガワ1/72F-4JファントムⅡ"SHOW TIME100"、完成しました。
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5000機以上が生産されたF-4の中で、F-4Jはアメリカ海軍向けの第二の量産バージョンとなります。限定的なルック・ダウン能力を持つFCSははじめ、多くの改良点が盛り込まれています。
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数多くのファントムⅡがベトナム戦争に参加してエースを輩出しましたが、ランディ・”デューク”・カニンガムとウィリアム・ドリスコルのペアが駆ったVF-96"Fighting Falcons"所属のコールサイン"SHOWTIME100(Bu.No.155800)"はもっとも有名な機体の1つでしょう。本来なら博物館入りの機体ですが、カニンガムが3機を撃墜してエースとなったその帰途にSAMの至近弾を受け、パイロットとナビが脱出した後でトンキン湾に沈んでいます。
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ハセガワ1/72のキットは限定バージョン。ファインモールドのエッチング製シートベルト、金属製ピトー管を使ういつものパターンで組んでいます。最近、サーフェサー吹きでモールドが甘くなるのが気になるので、サーフェサーを吹かずに塗装しているのですが、ちょっと傷が目立ちます。タミヤの低圧コンプレッサーなのでエアブラシで溶きサーフェサー吹くのは怖いし、丁寧な工作を心掛けるしかないですね。
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前述のように実機は失われているため、Bu.No.155800は垂直尾翼基部にMigKillスコアを1機記入している時点のデカールと、VF-96のMIgKillスコアを記入した"SHOWTIME107"のデカールがセットされており、当然の如く"SHOWTIME100"をチョイス。
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航空ファン1983年10月号に掲載された”カニンガム・ヒストリー”と、1/48の通常版で使われているMig-17を追う"SHOETIME100"のボックスアートにヤラれて以来、大好きな機体と憧れのパイロットなわけですが、今回の製作にあたってネットで情報を収集していたらガッカリする情報に行き当たりました。下院議員になったカニンガム氏、収賄で逮捕されて服役中みたい。晩節を汚してるなー。

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映画<スカイ・クロラ>を見てきた

押井守監督の新作<スカイ・クロラ>を見てきた。

テクノロジー・レベルはおそらく1960年代。しかしながらタービン・エンジンは実現していない架空の世界。民間会社がショーとしての戦争を戦い、人々はブラウン管を通して戦争が何たるものかを感じながら、平和を維持している世界。そして、その戦争の担い手が、キルドレと呼ばれる思春期から年齢を重ねない”子ども”のパイロットたちである。主人公、カンナミ・ユーイチは小さな基地に配属されたパイロットである。その基地司令はクサナギ・スイトという名の同じくキルドレだった。戦闘を繰り返しながら、ユーイチは謎が多い彼女との距離を縮めていく。

以下、ネタバレありで感想。自分は押井守信者なので、割り引いて読んでください。

まずストーリーから。カントクの作品としては例外的にメッセージが明確に伝わる作品である。なにせ原作でさえ言外に匂わせるだけのメッセージを登場人物たちが明確に伝えてくれる。少なくともブラウン管の中ぐらい、戦争をしていないと平和を実感できない世界と、それを構成する大人たちの愚かしさ。”永遠に繰り返す日々”を演じる”永遠に思春期の子供たち”の苦悩。今の現在の日本には「いつまでも子供でいたい若者」と「いつまでも子供でいてほしい親」で溢れているが、それが本当に実現すれば、いかなる葛藤が待ち受けているのか。監督が「若者たちへのメッセージ」というのも納得である。
次に作画。原作のハードカバーの表紙は「様々な色の空」だが、本作も徹底的に空の色にこだわっている。映画館から出たあとに空を眺めてみたが、現実の曇り空の方が、圧倒的に情報量が少ないと思えるほどだ。空中戦の描写も凄まじい。全体として”飛行機を追う別の飛行機のカメラ”とパイロット・ビューで構成された映像は迫力に溢れ、”キメ”のシーンはスローモーションになるサービスぶりだ。個人的にはやりすぎの感がなくもないが。
総じて、エンターテーメントとして優れた作品に仕上がっている。やはり、カントクには別のシナリオライターがつくべきであることの証明だ。


ただね、観客動員的にはたぶんツライことになりそう。郊外のシネコンで土曜日の真昼間から見る映画では確かにないが、公開初日である。なのに悲惨なほどにガラガラ。宣伝効果って、あんまりなさそうだね。


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