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2008.10.07

書評<新宗教ビジネス>


創価学会や阿含宗、天理教関係の壮大な建築物を見ると、その建設費がどこから出てくるフシギでしょうがないし、そもそも我々外部の人間は”悪の集金組織”というようなイメージを持ちがちである。果たしてその集金方法は具体的にはいかなるものなのか?日本のメジャーな新宗教の集金方法をいわゆるビジネスモデルと捉え、具体的手法を解説する。
本書はまず、イメージ先行の宗教組織にまつわる金銭感覚のズレを正すところから始まる。なぜ、宗教法人は非課税なのか?宗教法人は何にお金を使うのか?実態を知ると、創価学会などは意外に余剰金は出ていないことが分かる。そのうえで、各々の宗教のビジネスモデルを見ていく。布教者が少数の聖職者ではなく、信者が布教者でもある新宗教独特のシステムに基づくモデルを明らかにしていく。
本書で上げられる金額が多いか少ないかは別にして、宗教組織も集金に意外に苦労しているのだと感じる。あまりに極端なことをしていると世間やマスコミに叩かれるし、上層部が余剰金によって腐っていくと求心力を失って組織が崩壊する。創価学会が長続きし、その政治組織が連立与党まで組むようになっているのは、それなりの理由があるのだ。
本書はあくまで集金システムの解説なので、様々な問題にはあまり踏み込んでいない。なので、新宗教のイメージが多少は変わる。だけど、ビジネスモデルとして解説できること自体で、その異常さに立ち戻る。とりあえず、戸別訪問とかTELとか一般人の平穏な生活を脅かすことだけはやめてほしい。

初版2008/10 講談社/ソフトカバー

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Comments

管理人殿、ボクも一創価学会員ですので、少々、述べさせていただきます。

まず、月々にボクは聖教新聞代金で2000円くらい支払っているだけです。年に一度、財務という募金制度がありますが、これは任意ですので、金額も個人の自由に設定できます。

以前、学会職員が不祥事を起こしたとき、財務を拒否した時期がありましたが、これについて個人の見解を尊重・理解されましたので、別に理不尽な目には一切遭っていません。

なお、この財務は「低所得者」「生活保護受給者」「年金生活者」は参加禁止になっています。これは無理な支払いをしないようにとの、配慮が取られています。

創価学会には「会費」「入会費用」制度はありません。ボクの場合は月に2000円前後しかかかりません。

管理人殿とは、あくまでミリタリーファンとしてのつきあいですので、別にネット上で宗教啓蒙をしようと考えているものでもありませんので、あらかじめ断っておきます。

>きよかずさん
本文にも書きましたが、この本はむしろ、私のような浅はかなミリオタが近づきがちな右翼系論壇から得る一方的なイメージを正してくれるものです。「コインの裏表を知りたい」というのが自分の基本的な考え方ですが、少々配慮のない文面だったかも知れません。
ネットだと、価値観の違いが感情的な言い争いになりがちですが、きよかずさんの冷静なコメントに感謝いたします。

管理人殿、レスを拝見いたしました。

よく日本国内では、創価学会が嫌いだ!という人はたくさんいますし、無関心はもっと多いですね。

ボクは、例えそのような方でも、よく冷静に対話を重ねているのです。

管理人殿にも薦めたい本がありますが、ロングセラーのナポレオン・ヒル博士の「成功哲学」に、セルフコントロールの重要性が説かれています。

これは今の若年世代は特に、「好き嫌い」の感情で価値判断が激しくなる世代ですので、大事なところを少し紹介します。

リンカーン大統領が、いつも自分の悪口を言っているスタントンを政府・国防長官に抜擢した話があります。これは、リンカーンは特別な体験でセルフコントロールができたと書かれています。
後に彼が暗殺されたとき、一番、悲しんだのがスタントンでした。
スタントンは大統領の仇を討つが如く、犯人逮捕・起訴を強く主張したのです。

スタントンの心をつかんだリンカーンでしたが、これは好き嫌いの感情をコントロールできないと、成し得ないことなのです。

ボクもこんな体験があります。
会社の有望株の若い人が、先輩社員とケンカになって会社を辞めた事件がありました。上司や彼と仲がよかった同僚がいくら説得しても、彼は頑と応じなかったのに、ボクが説得すると、あっさり戻ってきました。

これはセルフコントロールの重要性を知っていたからできたことです。好き嫌いが激しい人には絶対にできません。なぜなら、その好き嫌いの「デメリット」をよく知らないからです。

逆にその「デメリット」のメカニズムを掌握すると、活かす方法も知っているのです。職場の仕事・人間関係にも役に立ちます。

この本では「自分の心を知る」ことが強調されていますが、孫子の兵法でいう「彼を知り己を知れば百戦にして危うからず」と同じ、ということです。

セルフコントロールで自分の感情を抑えることが大事です。これが「自分を知る」ことになるのです。

創価学会も同じ考えです。

>きよかずさん
早速、お薦めの本を探してみます。

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