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2008.12.16

映画<空へ ~救いの翼~>を見てきた

映画<空へ ~救いの翼~>を見てきた。札幌の上映館はファクトリーのユナイテッドシネマ。

舞台は空自小松ABの救難隊。新米女性パイロット・川島遥風(はるか)は母が空自救難隊に搬送された経験を持つ。彼女は要救助者を救えなかったミッション、救ったはずの命が消えてしまうなどの挫折を経験しながら成長していく。同じ救難隊のF転(ファイターパイロットからの転換)パイロット、整備隊の女性整備士もまた、それぞれに挫折を経験しながらも、ともに励ましあいながら、困難な任務に就く。


以下、ネタバレありで感想を。
先行するコミック版、アニメ版に続く実写映画。オープニングで雷雨の中、山の影からKV-107が現れるシーンからワタシはもう泣いてました(笑)。これぞ空自救難隊、というシーンから始まるストーリーはコミックやアニメのいいとこ取りで、救難隊の苦悩や挫折を整備隊含めて描く堅実なつくりです。やや人物の掘り下げに難ありですが、時間的にしょうがないのか。もう1つ、伏線というかドラマの盛り上げ方にもうちょっと工夫があっても良かったかも。クライマックスは護衛艦<はるさめ>への着艦なのですが、たぶん素人さんにはその困難さが伝わってないのはないかと。前半に狭い突堤にUH-60を着陸させるシーンがあるんですが、その辺でもうちょっと救難隊のヘリの操縦の巧みさを演出していたら、もうちょっとクライマックスらしかったんですが。
映像的にはCGはごく少なく、迫力あるUH-60を見ることができます。ハリウッドの凝ったCGに慣れていると、かえって新鮮。FLIRの画像とか、海上に投下するマーカーなど、貴重なシーンもいろいろ登場。さらにSH-60Kも登場し、まあ自衛隊の協力も気合いが入ってます。

総じて堅実な映画なのですが、なぜか”自衛隊広報映像”ぽく見える。どうしてだろうと考えると、BGMが古風というか大袈裟なんですね。ニコ動やYoutubeにアップされてるプロモーション映像にどうしてもカブる(笑)。ともかく、見て損はない映画です。

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