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書評<クルマはかくして作られる3>

クルマは膨大な技術の蓄積が必要とされる”総合工業製品”である。中国あたりではリバースエンジニアリングあるいはCAD/CAMを使って、少なくとも見た目は”フツーのクルマ”が生産しているが、耐久性や安全性その他含めた総合性能ではとても日本や欧米のトップメーカーには追いつけるものではないだろう。
その日本の自動車メーカーを支えているのが数々の部品メーカーである。本書はその部品メーカーを訪ね、その製品をつぶさに解説するシリーズの第3弾。まずはねじという基本的な部品に立ち返り、また後半は日産GT-R(R35)に関わるコンポーネントを軸に、クルマがいかに構成されているかを紹介している。

昨今の金融危機のダメージをまともに受けているのが自動車メーカーだが、そのダメージは部品メーカーの方がより深そうである。系列化の垣根を乗り越えて世界進出を果たしているがゆえ、日本メーカーの自動車減産のニュースだけでは推し量れない受注減がありそうだ。だが、この本を読むとその技術力の高さに勇気づけられる思いがする。

個人的には、樹脂ファスナーメーカーの”クルマ以外の商品”の紹介に自分の勤めている会社の商品が映っていたのでちょっと嬉しかった。自分の営業車のいろんなところに使われている樹脂ファスナーと、売ってる商品のキャップのメーカーが同じってのは、なんか不思議な気分だ(笑)。

初版2009/03 二玄社/大型本

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