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2009.03.16

<イケナイ宇宙学>

現在、科学は攻撃されている。天文学も例外ではない。マスコミ各媒体には必ず星占いが欠かせず、「アポロは月に行かなかった」なんてことを真顔で言う有名人が世に溢れる。アメリカではそういった状況に対し、科学者は反撃を試みている。本書もその1つであり、「なぜ空は青いか?」「なぜ季節はあるのか?」といった子供に必ず聞かれる身近な天文学から、UFOなどオカルトの分野まで、ユーモアを交えて解説している。

”疑似科学に反撃せよ”は個人的に大いに大賛成だし、本書は皮肉も効いていて読んで面白い。問題はタイトルである。自分などはてっきり疑似科学そのものの本から思い、たまにはそっち方面の主張も読んでみるかと手に取ったら、ちゃんとした科学読本であった。新書などにもよく見られるが、テンプレートなタイトルのつけ方はやめてほしいものである。

初版2009/03 楽工社/ソフトカバー

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