F-16E Completed
LoneStar製ガレージキット、1/72ジェネラル・ダイナミックスF-16XL改めF-16E、完成しました。
1980年代初頭、イスラエル空軍は念願の国産戦闘機であるラビ開発計画をあきらめる代替案として、F-16Aを導入したが、航続距離や兵器搭載量にやや不満を持っていた。アメリカ空軍と違って、それを空中給油や機数で補うのは簡単なことではない。そこで目をつけたのが、ジェネラル・ダイナミックスの社内プロジェクトであったF-16XLである。胴体を延長し、クランクド・アロウ翼に主翼を変更したF-16XLはF-16Aの不満点を解消した、まさににイスラエル空軍が求めていたものであった。イスラエル空軍はこれをF-16Eとして100機あまりを導入、以後電子機器をバージョンアップしながら、数々の実戦に投入された。
というような架空の歴史を前提として、ZAWAさんちのレジンキットであるF-16XLを小改造してイスラエル空軍バージョンを製作してみました。基本はハセガワのF-16を使用するコンバージョン・キットですが、機体の方はエア・インティーク以外はほぼレジンのムクです。脚関係など機体関係のパーツはハセガワのキットから、武装関係はアカデミーのF-16のキットから持ってきて、JDAM、LGBおよびLANTIRNを装備させてやってます。それと排気ノズルはアイリスの別売パーツです。
塗装は同じくデルタ翼のクフィルの後期迷彩パターンを参考にフリーハンドで吹いています。どのカラーもクレオスのイスラエル迷彩色をほぼビン生で、迷彩の境目をはっきりさせるためにエアを絞って、エアブラシのノズルを近づけて塗装。デカールはスカイデカールから"1stJet"のマーキングを持ってきてます。
ヤフオクで価格の吊り上がったレベルのF-16XLを探す必要をなくすくらい、高レベルのキットなのですが、そこはやはりレジン。国産のインジェクションキットを作り慣れた身としては、やはり気泡など表面処理が一番大変でした。ここはやはり経験と根性ですね。それと架空設定するにあたり、パイロン位置などを正確に設定しなかったため、完成優先でごまかしが多数あり。ここらへんも安易に砂漠迷彩するだけじゃダメだったと痛感するところです。
とりあえず習作ということで、本命はリリースが予告されている複座型の方とします(笑)。
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Comments
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完成おめでとうございます!
うーーーー。コレはやばい。カッチョいいっす。
なんか更にドーサルスパインとかCFTとかも付けたくなってきませんか?w
Posted by: かぽう | 2009.04.17 23:08
>かぽうさん
ありがとうございます。実はCFTつけようかとも思ったんですが、XLが実現しなかったゆえのCFTだと考えて、やめました。ドーサルスパインは複座型で挑戦します。
Posted by: ウイングバック | 2009.04.18 18:17