F-4E IDF Completed
ハセガワ1/72F-4EファントムⅡ”クルナス2000”、完成しました。
イスラエル国防軍は第三次中東戦争による損耗の補充として、1969年よりA-4EとともにF-4EファントムⅡを導入しました。その後、エジプトとの消耗戦争や第四次中東戦争などの実戦に投入され、多くのミグを撃墜するなど数々の戦果を上げましたが、同時にSAM(地対空ミサイル)により、多くの機体を失っています。
その後、1980年代にはF-15あるいはF-16が新世代機として導入されましたが、F-4Eもその補佐として現役にとどまるため、近代化改修が計画されました。それが”クルナス2000”です。当初はエンジン換装を含んだ大規模なものでしたが、海外カスタマーがつかず、実際にはカイザーHUDの搭載など小規模なアビニオクス改修にとどまっています。
キットはハセガワの1/72限定版をほぼストレートで製作。外観の相違点である空中給油プローブはホワイトメタルで再現されています。ピトー管とシートベルトをファインモールド製に交換、リベットをややキツ目に打ち直しています。
武装はラファエルとロッキード・マーティンが共同開発したAGM-142 PopEyeをチョイス。PABRAのレジン製品です。表面処理が粗く、ざらざらの塗面になってますが、やり直す気は起きずそのままにしています。いつか代替品を搭載してやりましょう。
塗装はイスラエル機特有の砂漠迷彩。下面C314スカイブルー、上面がC310ブラウン・C313イエロー・C312イエローのカモフラージュをエアブラシのフリーハンドで吹いています。デカールはキット付属の119Sqをチョイスしています。
空自の青ファントムあたりと並べると、塗装や搭載兵器に国家それぞれの事情が想像できて見ててあきません。まさに模型の醍醐味。まだまだロングノーズ・ファントムを製作したいところですが一旦、休憩。静岡SHS終了後はHME2009に向けて、「60年代」のヒコーキを製作していきます。
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