陸自東千歳駐屯地54周年記念行事に行ってきた
今年もこの季節がやってきました、北海道の基地記念行事シーズン。その中でも一番勇壮なイベント、陸自東千歳駐屯地の”AFV400両大行進”に行ってきました。
道を間違えてしまい(陸自のパジェロが前にいたのでボーっとついていくと、そこは隊員のみの通用口でしたとさ)、開門から少々遅刻したのにも関わらず駐車場には余裕の入場の上、演習場のはしっこではあるが最前列を確保。やはり雨の影響があったらしい。
例年の如く国会議員の挨拶(ピースボートがソマリア沖で海自の護衛を受けた件にふれたのには笑った)の後、観閲式。
そしていよいよ簡閲行進。このころにはようやく観客も増えてきていた。斜め後ろから、若い女の子がけっこう長いレンズを装備した一眼レフをニュッと出してくる。まあ、かっこうの被写体だわな。
司令車両が露払いした後、配備車両が続々と入場。
まだまだ現役、通信大隊の旧ジープ。
タミヤにぜひモデル化してほしい戦車回収車。メカメカしい感じは、MBTよりむしろ好きかも。
偵察隊は主要装備を先頭に持ってくる粋なはからい。
雨の中、バイクはちょっと大変そう。続いてははじめとした高射特科連隊、特科連隊、普通科連隊の順で入場。
一応、この行進は”滑走路”で行われているわけだけど、けっこう凹凸があるよね。
そして簡閲行進の主役はもちろん、各連隊の90式MBT。
この悪天候の中、なぜか楽しそうな戦車長や、
親近感のある、ちょっとふくよかな戦車長。
車両の迫力ばかりに目がいきがちですが、隊員さんに注目してみるのも面白いです。
雨も悪いことばかりではなく、土煙を巻き上げるシーンなんかはAFVの迫力を増してくれます。
簡閲行進の後、音楽隊の演奏をはさんで模擬展示訓練。近年、建築物への突入など新機軸を見せてくれた訓練展示ですが、今年は経費節減のためか、「陣地奪回」というシンプルなシナリオに回帰。
曇り空の中、F-15Jが低空パスした後に飛行隊のOH-6が偵察、AH-1Sが制圧、そしてHU-1は偵察隊のバイク降車を見せます。
乱立する傘、曇り空では空にカメラを向けてもいい写真はなし。
偵察隊の74式戦車と87式偵察警戒車で露払いをした後は、99式りゅう弾砲と87式AWの援護のもと、90式戦車が敵陣地を射撃。
最後は制圧部隊として(観客サービス部隊として)、90式戦車が激しく機動しながら突撃を開始。50tの車両が主砲にスタビライザーを効かせながら走り去る様は何度見ても圧巻。
最後は例によって発煙弾の一斉発射で終了。
確か去年は軽装甲機動車や96式装輪装甲車が出てきて降車戦闘やったので、それに比べれば地味。だけど、機甲師団の戦闘とは本来こういうものであるのも確か。経費のこともあるし、シナリオ考える人も苦労してるんだろうなあ。
最後は装備品展示で見かけたもの。
自衛隊はほんとに”萌えキャラ”、好きだよね(笑)。
来週は旭川駐屯地の記念行事。来週は天候が回復することを願いましょう。
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Comments
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雨の中の御出撃、誠にお疲れさまでした。
大量の写真とわかりやすい解説で、行けなかった自分も東千歳を堪能させて頂きました。
ありがとうございました。 m(_ _)m
ふくよかな戦車長は、ワタクシも非常に親しみを感じます。
何となく、キューポラに入らな(ry
Posted by: Hood | 2009.06.08 06:15
>Hoodさん
逆に雨の方が、人が少なめでよかったのかも。
ようちうさんはじめ、いたはずの人と顔を合わせることがあかったことが残念でした。
Posted by: ウイングバック | 2009.06.08 09:43