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書評<現代萌衛星図鑑>

人工衛星まで擬人化してしまう今日この頃・・・もうやだこの国!と思いながらも、購入してしまうオタクの業の深さ。
ですが、本書は思わぬ”当たり”です。日本の人工衛星、たいていが一筋縄ではいかない歴史を背負ってます。計画から打ち上げ、そして運用の各段階で技術的な限界や政治的な思惑、予算の壁など苦難の連続。これを擬人化すると、けなげでひたむきなのに、なかなか報われない薄幸の少女にならざるをえない。これに涙を誘われずにはいられないのです。
監修は個人的に一番信用のおける宇宙関係のジャーナリストだと思っている松浦晋也氏なので、データその他にミスはありません。作画の方の思い入れもメッセージも深い。

本書を読めば、先日月面への帰還を果たした”かぐや”や、いまだ地球へ帰還途中の”はやぶさ”の無事を祈らずにはいられなくなること間違いないでしょう。

初版2009/06 三才ブックス/ソフトカバー

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