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2009.07.09

書評<首都高をゆく>

首都圏に住んだことのない、ワタシのような地方人にとって、首都高とは「湾岸ミッドナイト」である、と言い切る(笑)。不規則に左右から合流し、様々な曲率のカーブが入り混じる”欠陥道路”同然のC1。そうかといえば、チューンドカ-なら時速200マイルにトライできる長い直線が続く湾岸線。それは、時間のかかる土地買収を避け、東京オリンピックまでの完成を急いだからであり、その後も一極集中を続ける東京の拡大に対応した結果である。本書はその首都高の歴史を辿り、世界に誇れるといっていい長大な橋やトンネルの工法などを紹介する。
地方人にとっては、運河に変わる首都の交通の主要路が首都高であることが分かっただけで新鮮だし、進化し続ける道路工法なども興味深い。

ますます一極集中に向かっていくこの日本。首都高だけは、日本がある程度健在である限り、建設が進んでいく道路なんだろうな。

初版2009/06 イカロス出版/ムック

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Comments

最近は事故が無い限り割と空いてるので
走ってると首都『高速』ってかんじがしますよ(笑)

>ドカ山さん
北海道の高速に慣れてると、たまの首都圏は怖くてたまりません(笑)。ああ、夜の首都高を走ってみたい。

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