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2009.07.10

書評<「流れる臓器」血液の科学>

”人体の精緻さとその構造の不思議さ”は語っても語っても語りつくせないが、なかでも血液はそれを代表しているといえるだろう。例えば、血液はなぜ人体の外部に晒されると固まるのか?その仕組みだけでも、血液中の様々な成分が関わり、その機能に関わっている。本書はその血液について、赤血球や血漿、白血球などの成分に分けてそれぞれについて解説する。さらにちまたに溢れる「サラサラ血液とドロドロ血液」や「血液型性格診断」など、ニセ科学についても詳細な解説により否定する、血液の入門書である。

血液の主な役割といわれれば、体内の細胞のガス交換と栄養成分の運搬といえるだろうが、それに関わるヘモグロビンだけでも、一般的に知られている知識に誤解がある。本書はこうした”常識の誤解”を解きながら、血液に関する知識を深めることができる。前記に挙げたニセ科学に騙されないためにも、本書のような入門書が幅広く読まれることをのぞむ。

初版2009/05  講談社/ブルーバックス

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