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2009.11.30

書評<黄昏の狙撃手>

黄昏の狙撃手 (下) (扶桑社ミステリー)

伝説のスナイパーであるボブ・リー・スワガーの娘、ニッキは今や地方新聞の記者となりサツ回りを担当している。ある取材があった夜、ニッキは峠道で交通事故に合う。独自に調査を進めるボブは、その事故が高度な運転技術を持つ暗殺者の仕業であったことを知ることになる。ボブは危険を顧みず、その犯人と背後組織にせまっていく。

スワガー・サーガの最新作。前作は舞台が日本であり、ややトンチンカンな描写にとまどったが、本作はアメリカ人の魂であるクルマとガンをしっかりと中心に据えている。中西部の田舎町を熱狂させるNASCARレースとそれにまつわる大がかりな犯罪。狙撃銃の世界ではトレンドである大口径のアンチ・マテリアル・ライフル。マニアックなその描写は、やはり本シリーズはガンを中心に据えなければと思わせる。前半はやや展開がゆったりしているが、後半の怒涛の銃撃戦はさすがと思われる出来。さすがはスティーブン・ハンターである。

初版2009/10 扶桑社/扶桑社ミステリー

2009.11.29

書評<雑食動物のジレンマ>

雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史

人間が進化の歴史を勝ち抜いてきた一因に、雑食性だったことがあげられる。動物の肉から植物まで何でも食べられる人間は、生息域を拡げ続けた。だが、何でも食べられるがゆえに食事に対するコストを押し下げ続け、また資本主義の論理は食料の生産を著者のいう”工業的農業”や”工業的畜産”にしてしまった。それは当然ながら、不自然極まりないものである。本書はそうした食料生産の現状と、その対比として実際に狩猟採集を体験し、それを比較し、我々が何をなすべきかを示唆するものである。

本書にはアメリカのいくつものイビツな食料生産・販売の事例が挙げられている。一昨年に世界が食料高騰に見舞われた時に、それを差し置いてコーンをバイオ燃料にするアメリカに批判が集まったが、今やアメリカで生産されるコーンはそうした加工用にしかならない、大量生産のみを追求して品種改良されたものであったこと。そうした農薬漬けの大量生産品に背を向けたのが有機食品だったはずだが、それも今やただのイメージ、あるいはブランドになり下がっていることなどである。
競争が進み過ぎて、逆に今や巨大資本に支配されているアメリカは極端な事例だが、世界中がかの国の方向に進んでいることは確かである。欧州には伝統的にファーストフードへの反感があり、日本では消費者が移り気過ぎて某巨大流通グループの一極支配が頓挫してしまうなど抵抗はあるが、「安価」という武器には何にもかなわない。状況を変えられるのは消費者の意識のみである。狩猟採集をしていた時代も含めて食料確保にはそれなりのコスト(時間もこれに含む)がかかっていたことを思い出すべきであり、農業や食肉処理の現場を見て、我々がどんな禁忌を犯しているのか、考えるべきであろう。

食品メーカーに勤め、アメリカの歪んだコーン生産に多少なりとも関わる一員として、いろいろと考えさせられるノンフィクションであった。

初版2009/10 東洋経済新報社/ハードカバー

2009.11.28

書評<アメリカはなぜイスラエルを偏愛するのか>

周囲を敵国に囲まれたイスラエルは人口・国土的には小国であり、とてもではないが世界でも有数の最新鋭装備を揃える軍事予算は”本来は”ないはずである。それが可能なのはアメリカの援助のおかげであり、民生・軍事含めて膨大な援助が国家予算に計上されている。それはアメリカの政権が共和党になっても、民主党になっても変わることはない。本書はその回答を、議会に跋扈するユダヤ・ロビーの存在に求める。よって、アメリカ国民のイスラエルに対する”偏愛”というような感情的な解説ではなく、シオニズムの元に動く圧力団体の解説書といったところが正確であろう。

さほどユダヤ系民族の苦難の歴史と直接関係ない日本でも、、彼らに対する受け止め方は様々だ。本屋の棚を見れば「ユダヤに見習う金持ちになる方法」という経済論から「世界を支配しているのはユダヤ民族だ」という陰謀論までなんでもござれである。本書はそうした裏付けのない”イメージ”ではなく、ユダヤ・ロビーという圧力団体というリアルな存在に、ユダヤの力を見出す。少しでもアラブ側に同情する議員がいれば、選挙資金というパワーを使って追い落としをかける。本書はそれらを詳細に解説し、またキリスト教右派との連携など、政権にまで大きな影響をおよぼすことができる理由を追求する。それは”財界の圧力”といった漠然としたものではなく、どこまでも生臭い議会工作であることを本書は指摘する。
ただ、その議会工作も巨大な資金なしではできない。自分的には、世界に数いる裕福層の中でユダヤ系が政治につぎ込む額が格段に大きいだけの話だと思うんだけど、やっぱり陰謀論はなくならないんだろうなあ。

初版2009/11 新潮社/新潮文庫

2009.11.22

タミヤフェア2009に行ってきた

静岡のツインメッセで11/21-22で開催されたタミヤフェア2009に行ってきた。
タミヤフェアは新商品発表からラジコンのサーキット走行まで、様々なイベントを組み合わせたタミヤだけのホビーショーみたいなもの。さすがの大企業です。1/72現用機専門のウイングバックとしては、あんまり見るものも買うものも本来ないのですが、まあ様子見ということで。

ホビーショーなみの人出を予測してタクシーで行くと、さほどの人出でもなく拍子ぬけ。
しかしながら展示場内には実車の展示があったりして、それなりに華やかな雰囲気。
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もちろん自衛隊も全面協力。

新商品の注目はやはり1/32のスピットファイアでしょうか。エンジン含めて、精密そのもの。11/28発売ですがフェアで先行発売されていて、飛ぶように売れてました。
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個人的に注目は2月以降発売のスペースシャトルの完成品パネル。
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素晴らしいインテリアなんですが、問題は\44,000という価格。バンダイのサターンロケットと合わせると、10万円ですよ。合わせるなよ、という話ですが、あっち買う人はこっちも買うと思うんです。困ったもんです。
ジオラマの素材も多数発売されてますが、これは現用機に使えそうな、アスファルトの表現色。
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その他、イタレリ関係では先行で並行輸入されてる1/72XB-70バルキリーも展示。完成させるの、大変だったろうなあ。
ブースの一部ではややこじんまりと静岡県下の模型サークルの展示も。
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当たり前だけど、クラブはほぼSHS(静岡ホビーショー)とかぶってたかな。地域別ということでHME(北海道モデラーズエキシビジョン)と比べると、キャラクターモデルが圧倒的に少なく、モデラーさんもベテランさんが多い感じ。改めてSHSの熱量の大きさを感じます。

一番勉強になったのは、写真撮影は禁止でしたが金型をヤスる実演コーナーでした。「中国系のメーカーはどうして離形剤がベッタリついてるんですか?」と質問すると、「それだけの技術しかないからです。」とバッサリ。雄型と雌型が合わさった時の精度、あるいは突き出しピンの精度の問題なんだとか。精度が良ければパーツがしっかりと離れるので、離形剤がいらない。「あんなのウチではNGです。」とニコヤカに説明してくれるのですが、強烈なプライドを感じました。

その他、親子の工作教室やミニ4駆のレース大会などの子供たちへのアピールや提案、エアブラシ教室など、新規開拓や底辺を拡げる努力にはホントに頭が下がります。物販では1/32のF-16のF100ターボファンエンジンのパーツだけセットにして売るという憎らしい商売(ええ、買いましたよしっかりと)などえげつないところもありますが、さすがのタミヤだと、改めて感じるフェアでした。

2009.11.18

書評<高速道路の謎>

くだけた文章ながら確かな知識を持つ著者(と、自分は思う)が、日本と世界の高速道路を実走し、様々な高速道路に関係する書籍を読み込んだ上で、高速道路に関する雑学を紹介する。高速道路の土日¥1000統一料金以後の渋滞状況や、民主党の馬淵議員への高速道路無料化に関するインタビューなど最新の情報と、首都高はじめ日本の高速道路の成り立ちやサービスエリアの爛熟ぶりなど、様々な知識を提供してくれる。

道路公団の実態や族議員の問題が取り沙汰されてから、何かと高速道路に関する風当たりが強い。京都、北海道、そして静岡で営業車を走らせた自分の経験からすると、「クルマよりクマの方が多い」と言われる北海道の道東道の必要性も理解できるし、第二東名の必要性も理解できる。北海道の厳冬の峠越えは営業マンたちを震え上がらせる。吹田や由比あたりに1000ポンド爆弾を数発落とせば、新幹線・高速道路・一般道路がいっぺんに断ち切られ、日本の大動脈が滞る。個人的な問題から安全保障まで、現状の日本の高速道路は問題が多すぎるのだ。
それに輪をかけるのが、政治家と中央省庁の役人が机上の空論で議論を重ねることだ。現場を知ることがないので、必要と不必要の判断が狂っていく。
著者は何より、実走で高速道路を理解しようとしている。そのことを道路に携わる人たちは見習わなければなるまい。

初版2009/08 扶桑社/扶桑社新書

2009.11.15

E-2C Day5th

マスキングを取ってこんなにガックリきたのも久しぶり。
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今回、迷彩塗装はすごくうまくいったんです。翼端灯と主翼前縁を先に吹いた後にマスキング。今回のE-2Cはイスラエル国防軍仕様にするため、下面をC308で吹いた後、塗装ガイドを拡大コピーしたものをマスキング。上面をC307で吹いています。このウネウネを納得するまで吹き直した後、すべてのマスキングを剥がすと・・・コクピットの中のアンチグレアを塗り忘れてるでないの!ウインドウ付近のクリアパーツに気をつかうあまり、マスキングしたまま接着したので、塗り忘れに気づかなかったみたい。なんつーか、似たようなジェット戦闘機しか作ってないツケだわな。どこから何が見えるか分かってない、まったくの経験不足。機首のアンチグレアと一緒に塗っておくのが正解ですね、多分。あと、エンジンポッドもおおざっぱに塗装しておいて接着する方が、内側の塗装が楽になります。
クリアパーツとの接着面に溶きパテ流し込んだりして、段差処理がなまじうまくいってる分、残念。空自機やアメリカ海軍機を作るときの糧としよう。

2009.11.11

書評<紫色のクオリア>

鏡に映る自分以外の人間がすべてロボットに見える紫の瞳をもった少女、毬井ゆかり。普段はそれを隠し、その可愛い容姿でマスコット的な扱いを受けている彼女だが、その周囲では奇妙な出来事が起きていた。

同じくSF作家の山本弘氏が激賞しているので読んでみた。毬井ゆかりの瞳には、語り部である主人公は”汎用系”、天気予報が得意なクラス委員長は”凄いセンサーを持っている”という感じで人間が見えているらしい・・・こう紹介すると、発想は斬新だが、いかにもラノベな感じ。だが、実際には量子論あるいはパラレルワールドを全面的に取り入れた本格SFだ。平行世界や運命の理不尽さに翻弄されながらも、一途に進む少女の物語。
最近のラノベはどれも美少女イラストだらけで、縮小コピー市場化しちゃったかなと思っていたのだが、なかなかの名作が混ざっているものである。

初版2009/07 電撃文庫/アスキーメディアワークス

2009.11.10

書評<煙突の上にハイヒール>

空の散歩を可能とした背負い式のリフトファン。猫の首輪に取り付けられる小型カメラ。今あるテクノロジー、あるいはちょっと未来のテクノロジーが巻き起こすドラマを描いた短編SF集。決して破天荒ではないが、テクノロジーの発達が実現させる、日常からちょっとだけ離れた冒険を描いている。
その中で、最終話「白鳥熱の朝に」だけは別の雰囲気を持つ。新型インフルエンザのパンデミック以後の物語で、”新型インフルエンザ感染国内第1号”の少女が背負う十字架の物語だ。パンデミックそのものよりも、マスコミの過剰な報道が人々をヒステリックにさせる怖さ。今年の春に成田で繰り広げられた検疫騒動が一歩間違えるとこうなっていた、というシュミレーションのようだ。フィクションではあるが、マスコミの方にはぜひ読んでもらいたい。

初版2009/08 光文社/ソフトカバー

2009.11.09

E-2C Day3rd

その昔、BlogModelers!の名手の一人が「エアブラシとはマスキングと見つけたり」と名句を読んだのですが・・・
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このE-2Cはまさにそう。マスキングに1時間、エアブラシ吹くのは一瞬です。これでも、レドームのフチはエデュアルドのマスクがあるからいいのですが、これがなかったらサークルカッターでマスキングシートを自作しなければいけません。エデュアルドのマスキングシートは端っこだけなので、あとはテープなりゾルなりでマスキングが必要です。
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何度か修正して、ようやく終了。ちなみにレドームのフチがセミグロス、尾翼の前縁はフラットブラックです。尾翼の前縁はハセガワの新発売の蒸着シートを使ってみようかとも思ったのですが、塗装したパーツの上でカッター使うの、怖いんですよねえ。
さて、次は胴体。ここもどうマスキングしましょうかねえ。

2009.11.08

書評<地球移動作戦>


ときは2038年、ピアノ・ドライブと呼ばれるタキオン推進の発明と普及により、人類は太陽系を手中に収めようとしていた。だが太陽系辺境の観測プロジェクトによる有人探査により、地球に厄災を謎の新天体が発見された。地球を壊滅的な打撃から救うため、奇想天外な計画が発動される。果たして、人類は厄災を乗り越えることができるか?


過去のSF作品をリスペクトしながら、最新の物理学や宇宙理論を用いてブラッシュアップした長編SF。ストーリーの軸は2つある。1つめは前記のタキオン・ドライブを用いた”地球移動大作戦”。こちらはハリウッド映画によく見られる破滅的な映像を理論的に文章に表現するとどうなるか、著者の作家たるところのみせどころだ。2つめはACOMと呼ばれる人工知能発達させたヴァーチャルアシスタントと人間社会との関係だ。常に論理的に行動する人工知能はロボット三原則を越え、驚くべき行動を起こすことが描かれる。
2つの軸とも、過去作品にみられる「現実と仮想現実は等価」という著者のスタンスがやや変わりつつあるのかな、と感じられるのが興味深い。眼前に展開されるカタストロフィー、論理回路では理解できない人間どおしの関係。これらが仮想現実を超える情動を起こすことを著者は示唆する。「説教くさいSF」の著者の作品がどこに向かうのか、興味深い。

初版2009/10 早川書房/ハヤカワJコレクション

2009.11.07

E-2C Day2nd

ああ、JMC2009行きたかったなあ・・・転勤がらみでスケジュールが不確定、とても作品持ち込みできる状況じゃなかったもんなあ。来年は必ず参加することにしよう。

ということで東京ではBM!のメンバーが頑張ってる中、E-2Cは脚などの小物塗装。
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写真が不鮮明でアレですが、主脚、前脚ともどもシャープでいい出来です。タイヤはあらかじめ自重変形。最近は1/72に関してはアカデミーや中華メーカー連合の新商品が圧倒的に多いし、その出来も特にアカデミーは良好なわけですが、このE-2Cに関してはさすがにハセガワ、といえるキットになっているのではないでしょうか。

今頃、みんな懇親会なんだろうなあ。オレも酒を飲もう。

2009.11.04

書評<ネット・ビジネスの終わり>


「ネット・ビジネスの終わり」というより、ネット・ビジネスと親和性の高い既存の情報メディアやアニメ業界を取り上げて、”ネットによる情報革命”がいかに幻で終わったのかを問う内容である。基本的にはそれらがいかに危機的状況にあるかを解説し、マーケティングによってもっと”マス”を狙い、”良いもの”ではなく”売れるもの”を提案しなければならない、ということが結論だ。ウェブに幻想を持たない人間にとっては、ごくフツーの結論だと思う。
矛盾だと思うのは、「ネットと検索による情報の氾濫が個人の知識の専門化を促し、人々を分断した」としながら、「ビジネスでは”マス”を狙うべきだ」としている点だ。経済のグローバル化により、いわゆる”中流社会”が消えつつあるうえに、ネットによるグループ化が進むなら、”大衆”というマスもますます小さくなるのではないのか?そういった”漠然とした不安感”たるものの先にあるものは、”アルファブロガー”たる著者、切り込み隊長もまだ示すことができないようである。

初版2009/10 PHP研究所/ハードカバー

2009.11.03

新商品レポート;ウェーブ1/500ミネルバ

アニメ史上で決してメジャーではないものの、個人的に最も影響を受けたアニメの一つが<クラッシャージョウ>です。
高千穂遥のいわゆるスペースオペラを原作とする劇場版アニメで、脚本が高千穂遥、監督とキャラデザが安彦良和、メカデザが河森正治と後年では考えられないメンツ。さらにモブシーンも某マンガ家やキャラが出演するなど遊びゴコロ満載の豪華な作品。ゆえにキャラはしっかりと演技し、メカもよく動く。子供のころは今は亡きタカラのキットを作り倒し、キャラのしぐさやセリフをまねたものです。
劇場公開が<宇宙戦艦ヤマト>と重なったせいか、興行成績もイマイチだったと記憶していますが、長い時を経てこういうものが発売されるとは、いい時代になったものです。
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ウェーブから発売された完成品トイ、1/500ミネルバ。ボックスを手に取ったときには「ホントに中身が入ってるんかいな?」と思わせる軽さでしたが、それは杞憂で想像以上の完成度でした。トイにしては細いスジ彫り、ディスプレイスタンドの取付穴以外は差し替えなしでギアボックス、ミサイルポッドや主砲格納ハッチを開閉、ギミックを楽しむことができます。

いやはや、プレミアがついたタカラのキットを購入して在庫していたのがアホみたい(笑)。価格はそれなりですが、思い入れがあるなら買って損はないです。

2009.11.02

E-2C Day1st

静岡に転勤してきての製作一発目に何を持ってくるかをちょっと考えましたが、久しぶりに新商品レポートをいってみましょう。

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新商品といっても、デカールを見るともう発売から10か月経過している、ハセガワ1/72のE-2Cホークアイ。もちろん新金型のキットです。
では、さっそく組み立てにいってみましょう。

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最新キットらしく、パチピタでここまで組めます。一部では主翼折りたたみでの製作を広言していたのですが、それは”本命”のアメリカ海軍のE-2Cのときにでも、ということで(笑)。
ここまでで時間短縮の大きな味方になるのはエデュアルドのマスクシート。本来は外側の塗装に使うものですが、透明パーツの機首とウインドウ回りに逆向きに貼って機内色を吹くときにも使いました。んで、丁寧に剥がして全体塗装の際にも使用予定。
注意が必要なのでは機首のオモリでしょうか。説明書どおりの位置だけではどうも足りない感じなので、コクピット後方にも釣り用のオモリを瞬着で固定。
札幌はもう初雪だとか。思えば遠くにきたもんだ、と改めて実感しながら、本日の作業は終了です。

2009.11.01

このブログは静岡からお送りします

およそ1ヶ月ぶりの更新となります。ちょっと更新が滞ったのは理由がありまして、このたび、転勤で静岡に異動となり、ゴタゴタしていたせいなのです。従って、このブログの発信地も静岡になります。
転勤の辞令を出した営業部長いわく「静岡も自衛隊いっぱいあるから、不満ないだろ」と仰るとおり、富士での総火演はじめとして大きなイベントがあり、さらに言わずもがな、モデラーにとっては国産メーカーの本社が集まる”ホーリーランド”でもあります。
なのでモチベーションを切らすことなく、今後もゆるゆると更新を続けていきますので、ぜひともお付き合いくださいませ。

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