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書評<ネット・ビジネスの終わり>


「ネット・ビジネスの終わり」というより、ネット・ビジネスと親和性の高い既存の情報メディアやアニメ業界を取り上げて、”ネットによる情報革命”がいかに幻で終わったのかを問う内容である。基本的にはそれらがいかに危機的状況にあるかを解説し、マーケティングによってもっと”マス”を狙い、”良いもの”ではなく”売れるもの”を提案しなければならない、ということが結論だ。ウェブに幻想を持たない人間にとっては、ごくフツーの結論だと思う。
矛盾だと思うのは、「ネットと検索による情報の氾濫が個人の知識の専門化を促し、人々を分断した」としながら、「ビジネスでは”マス”を狙うべきだ」としている点だ。経済のグローバル化により、いわゆる”中流社会”が消えつつあるうえに、ネットによるグループ化が進むなら、”大衆”というマスもますます小さくなるのではないのか?そういった”漠然とした不安感”たるものの先にあるものは、”アルファブロガー”たる著者、切り込み隊長もまだ示すことができないようである。

初版2009/10 PHP研究所/ハードカバー

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