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書評<高速道路の謎>

くだけた文章ながら確かな知識を持つ著者(と、自分は思う)が、日本と世界の高速道路を実走し、様々な高速道路に関係する書籍を読み込んだ上で、高速道路に関する雑学を紹介する。高速道路の土日¥1000統一料金以後の渋滞状況や、民主党の馬淵議員への高速道路無料化に関するインタビューなど最新の情報と、首都高はじめ日本の高速道路の成り立ちやサービスエリアの爛熟ぶりなど、様々な知識を提供してくれる。

道路公団の実態や族議員の問題が取り沙汰されてから、何かと高速道路に関する風当たりが強い。京都、北海道、そして静岡で営業車を走らせた自分の経験からすると、「クルマよりクマの方が多い」と言われる北海道の道東道の必要性も理解できるし、第二東名の必要性も理解できる。北海道の厳冬の峠越えは営業マンたちを震え上がらせる。吹田や由比あたりに1000ポンド爆弾を数発落とせば、新幹線・高速道路・一般道路がいっぺんに断ち切られ、日本の大動脈が滞る。個人的な問題から安全保障まで、現状の日本の高速道路は問題が多すぎるのだ。
それに輪をかけるのが、政治家と中央省庁の役人が机上の空論で議論を重ねることだ。現場を知ることがないので、必要と不必要の判断が狂っていく。
著者は何より、実走で高速道路を理解しようとしている。そのことを道路に携わる人たちは見習わなければなるまい。

初版2009/08 扶桑社/扶桑社新書

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