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書評<ザ・ジャグル―汝と共に平和のあらんことを〈1〉>

100年近く続いた地球を覆っていた戦火が止んだ。軌道上のスペースコロニーの国家群や地球上の国家群の複雑な駆け引きの後、軌道エレベーターを中心とした海上都市・オフィールが建設される。復興の象徴である都市の影には、特殊部隊の暗躍があった。テロを手品のように未然に消し去る”ザ・ジャグル”。部隊は闇に紛れて今日も戦いを続ける。

もはや”オリジナル”にこだわることに意味がないとは重々承知している。しかし、限度があると思うんだ。舞台設定はいわゆる平成ガンダム、状況設定はボトムズ、戦後の復興と元兵士たちの苦悩というテーマは初期アップルシードあるいはボトムズ外伝「青の騎士」あたりか。なんだか・・・ねえ。もちろん、いわゆるパワードスーツを使う状況やスタンドアローンの戦いを強いられる状況設定など、いろいろとひねられているのは分かるのだが、やはりどこかで読んだ話であることは否めない。外部の観察者として記者を配置すれど、使いこなしてるとはいえないし。文章自体は、テクニックがあるとは思うのですが。

初版2010/01 早川書房/ハヤカワ文庫JA

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