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2010.03.06

地球深部探査船<ちきゅう>一般公開に行ってきた

清水港に停泊中の地球深部探査船<ちきゅう>の一般公開に行ってきた。
<ちきゅう>は海洋研究開発機構に所属する海底7000mを採掘可能な調査船。雲に隠れるくらいの巨大なやぐらが支えるボーリングリグが特徴的で、メカフェチ魂をくすぐります。
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全長210mのわりに大きな船に見えるのは、乾舷が高くて横幅が広い船型のせいでしょうか。雨に塗れながら甲板まで梯子をのぼり、まずはブリッジへ。
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採掘船という性格上、船位保持が重要なため、推進システムは船首と船尾に装備されているアジマススラスターを6基装備して、ジョイスティックとトラックボールで操縦。操縦データを支援するGPSも、ロッカーほどの大きさの高級なものが搭載されてました。独特の機関表示が無意味にカッコイイ。
高いやぐらを持つ本質的に不安定な船なので、バラストの調整もこれまた重要。CRTにて厳密に管理されてます。見慣れた?自衛艦のブリッジとは一味も二味も違います。
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ちなみに、ソナーも装備されてます。呉の広報館に陸揚げされているSS<ゆうしお>のそれによく似ていますが、こっちの方が最新っぽい。
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船内には様々な研究施設が配置されてます。
地質学、古生物学、古磁気学などに関する各種装置の中で、一番大規模なのはこのCTスキャン。
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ちなみに船内の階段はすべてフツーの階段で、ブリッジまではエレベーターもありました。やっぱり見慣れた?自衛艦とは違います(笑)。
雨天のためか安全のため、デッキの公開は少なめ。
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ライザー採掘と呼ばれる、泥水を使用した流体採掘のための多量のパイプ類。ミサイルの搭載ラックみたいで萌え。ちなみに、その先にはダイヤモンドのヘッドがついたこのドリルが装着されます。
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これにて見学終了。一般の方よりは船を見慣れてるワタクシですが、もっとゆっくり見たかったと思うくらい、珍しい装置でいっぱいでした。
ちなみに対岸から見るとこう。
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うーん、でかい。全体の船型撮るには周遊船乗るしかないな、こりゃ。

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Comments

見たいです~~

>高○さん
機会があれば、見る価値がある船です。次は仙台に寄港とか。ぜひどうぞ。

ぐわー、ブリッジのまえにヘリパッドとか、櫓とか、アーム類一杯とか萌え要素満載ですね。だれかフルスクラッチで作らないかなあ。

>toyさん
こういう特殊用途の船って、なぜか魅かれますよね。HMEにスクラッチで自衛艦を建造していたクラブがありましたが、こういうのにも挑戦して欲しいです。

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