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書評<日本サッカーが世界で勝てない本当の理由>

1993年のJリーグ開幕あたりから2002年の自国開催のワールドカップまで、日本のサッカーは急激に成長した。だが、そこをピークとして停滞または緩やかな下降線を辿っているように見える。老舗サイトであるサポティスタの管理人さんが、ネットという新しいメディアあるいはサポーターという、いわば”周辺の目線”で、日本のサッカー界の停滞の理由を解説する。

本書を読んでいて、不覚にも涙ぐんでしまった。2ちゃんねるでトルシエ監督時代の日本代表について論じた「ワーワーサッカー」のくだりの部分である。2002年のあのころ、日本代表を論じることがなんと楽しかったことか。トルシエの在任期間は4年と長かったが、飽くことなくネタを提供してくれ、選手たちも個性的だった。それが今は、ネガティブなコメントしかネット上には踊らない。これだけでも、日本代表のサッカーが停滞していることが分かる。本書にはその解決のヒントがある。ガンはやはり日本サッカー協会か。彼らの意識が内向きから外向きに変わらない限り、なかなか現状打破は難しいと思う。とにもかくにも、日本代表には危機感というものを持って欲しい。スポンサーはいつまでもついてきてくれるものではないのだ。

2010/03   毎日コミュニケーションズ/マイコミ新書

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Comments

マイコミの者です。本書の内容で「ワーワーサッカー」に関する記述が特に評価が高いのですが、なぜここがそこまで読者の方の琴線に強く触れるのか理由がわかりました。ありがとうございます。

Posted by: MYCOM_SHINSHO | 2010.04.03 at 16:29

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