書評<謎解き超常現象 II >
映画「2012」の公開あたりから、またぞろ終末論がちまたの話題にのるようになっている。この世に超常現象のねたはつきない。本書は新ネタとして「2012」関連のトピックをはじめとして、最近の超常現象を科学的に検証する。
短いトピックで超常現象の謎をといていくシリーズ第2弾。本シリーズは、実際に現場に足を運んで取材しているところに好感が持てる。だが正直、新鮮味がなくなっているのも本当のところ。「2012」関連もさほどのインパクトはない。またぞろ「太陽系の直列」とか「ノストラダムス」とか持ち出さなければならないとは、超常現象肯定論者もつらいところだろう。否定論者としても、なにかこうインパクトがあることが起きないかと期待してしまう今日この頃である(笑)。
初版2010/04 彩図社/ハードカバー
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