書評<押井守の映像日記 実写映画 オトナの事情>
押井守カントクが、スカパーの映画チャンネルで流れている映画をテキトーに見て、その映画に関して書いたレビューをまとめたもの。3年ぶりの続編となる。あくまで日常の中でテキトーに見た(しかも全部見てないものがほとんど)映画の感想をつぶやいたものであり、後半はヨーロッパサッカーに話がとぶなど、まあカントクの日常エッセイであり、押井信者以外にはお薦めできない。しかしながら、映画監督という人種がどのように映画というものを捉えているか、それとなく分かるのが面白いし、自分自身の映画を見る目がさほど異端でもないのかな、と感じさせるエッセイだ。
・・・などと思うのも、オレが押井信者だからですね、たぶん。
初版2010/06 徳間書店/ソフトカバー
« 書評<土の文明史> | Main | 書評<地球温暖化スキャンダル> »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 書評<ベリングキャット ――デジタルハンター、国家の嘘を暴く>(2022.08.28)
- 書評<バルサ・コンプレックス “ドリームチーム”&”FCメッシ”までの栄光と凋落>(2022.05.25)
- 書評<冷蔵と人間の歴史>(2022.05.24)
- 書評<ザ・コーポレーション>(2022.05.23)
- 書評<狩りの思考法>(2022.04.19)
The comments to this entry are closed.
Comments