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書評<フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)>

近年のラノベブームを下支えしてきた作品の1つが大団円。ややブルーな方向に向かいつつあった物語も、もちろんハッピーエンドで終了。以下、全般を通しての個人的な感想。

映画でも小説でも、フィクションたるもの「決めゼリフ」が重要だと思っている。それもクライマックスではなく、それの直後・直後のものだ。本作品はそれが見事にハマっている。この12巻目にしても、個人的にクライマックスは感動のラストではなく、戦闘に臨む主人公の姿であった。日本の時代劇にもこの「決めゼリフ」が顕著に見受けられるが、著者が大きく影響を受けてるのは80年代のブロック・バスター・ムービー、特に警察バディものであろう(他作品にはまんまのパロディもある)。現在、30代後半のオタクたちもモロにその影響を受けた世代であり、心に直撃をくらうのも当然だ。テーマは変わるだろうが、今後の作品も、著者にはこの手のセリフ作りに腐心してほしいものである。

初版2010/08  富士見書房/富士見ファンタジア文庫

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