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Lightning FA.1 Day1st

10月はプラモデル業界も秋の新商品ラッシュ。ということで、超がつく久しぶりの新商品レポート、いってみましょう。
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フジミの1/72ロッキード・マーチンF-35BライトニングⅡ。旧西側諸国の主力戦闘機となるべく開発中のステルス戦闘機で、F-35Bはアメリカ海兵隊および現在ハリアーを使用中の各国の後継となるサブタイプ。STOVL、つまり短距離離陸/垂直着陸ができるのが最大の特徴。
フジミの新商品は多色成形・スナップフィットの”お手軽”キット。細かいパーツはそこそこに省略されていますが、逆にウェポンベイやギアベイのドアは開状態と閉状態のパーツがセットされていたり、2種類の状態のエンジンの差し替えができたりと、低年齢向けの配慮が見えます。機体パーツそのものはスジ彫り・全面リベットなので、ストレートに作っても、それなりのものができるのではないかと。
では早速製作開始。
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コクピット、ウェポンベイなど極力パーツ数は減らしているキットですが、STOVL状態を再現するための各ドアパーツだけは減らしようがない。まずはノズル・ギア・ウェポンの各ドアを塗装。コクピットもついでに塗装して、胴体のスナップフィットの噛み具合をみましたが、フィット感は良好なもののやはり隙間は開くので、ダボを切り飛ばして接着。固着するまで、ちょっと待ちます。
なにげに塗装を始めましたが、国産にしてはちょっと離型剤が多めで、やや塗料をはじき気味。ホビーボスやトランペッター風のリベット表現といい、どこかのOEMをちょっと疑ってしまった。

ところで、このF-35B、購入当初から手元にあるシーハリアーのデカールを使ってイギリス海軍仕様にしようと目論んでいたのですが、購入後にイギリスの国家財政危機による国防費削減が発表され、費用対効果の面から新造空母クイーン・エリザベスの搭載機は艦載型のF-35Cになることに。ちょっと迷ったのですが、試験機の塗装はあまり好きじゃないので、このまま進行する事にします。

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岐阜基地航空祭2010に行ってきた その2

岐阜AB航空祭レポートの2回目は、つたない写真ですが飛行展示をレポート。
といっても当方の望遠レンズは300mm、当日の天気は曇天で青空はなし。なので、雰囲気だけでも掴んでもらえれば幸いです。なお、Blog用にトリミングしてます。
オープニングフライトには間に合わなかったので、デモフライトは小牧のC-130Hから。
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タッチ・アンド・ゴーの後、滑走路横の芝生で不整地への短距離着陸を実施。しかしながらポジショニングのせいでまったく見ることもできず(泣)。輸送隊としては来年は必ずKC-767で登場するとのアナウンス(今回はパキスタンの洪水救援活動支援のため海外派遣中)。
お次は岐阜基地名物の異機種大編隊飛行。
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デルタ、ダイヤモンド、さらに今回が始めての”3Dダイヤモンド”の3回の編隊飛行を実施。青空ならさぞ絵になったろうに。
この3度の編隊組み直しの間、F-4EJ、F-15J、F-2が機動飛行で場繋ぎします。
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F-2の身軽さは別格として、ファントムもクリーン形態なら十分パワフル。曇天のおかげで、ゴーストグレイのカウンターシェイド塗装がいかに有効か分かります(泣)。
異機種大編隊飛行が終わった後は、輸送機たちも会場上空を航過。
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印象に残ったのはC-1。この1号機、機齢は40年にならんとするのにホントによく動きます。場内アナウンスは「パイロットが始めて操縦桿を握ったとき”コイツ、動くぞ”と思ったそうです」とガンダムネタ。そういえばアナウンスは他にも「次の航空開発実験団の展示飛行は10時30分からです。次回もサービス、サービス!」「見せてもらおうか、航空開発実験団パイロットの実力とやらを」と、どこかで聞いたようなパロディネタ多し。ただし、女性アナウンサーのノリがイマイチ中途半端だったのは残念。

この後、救難隊のデモを見たところで、ブルーインパルスの演技前に撤収。今回は遠征なので、スムーズな帰宅を心がけました。

地上展示も飛行展示も見所が多く、天気はともかく、会場到着が遅れたのはおおいに後悔。次回は名古屋に前泊だな。

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岐阜基地航空祭2010に行ってきた その1

空自の岐阜ABで開催された岐阜基地航空祭に行ってきた。今回も2回に分けてレポートをお届け。
岐阜基地は飛行開発実験団(TRDI)の根拠地。なので展示機種も多く、静岡からは遠いですがなんとか都合をつけて駆けつけました。
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当日は先週のエアフェスタ浜松と同じく曇天。名鉄の駅から徒歩5分の立地ということで8:30に現着したのですが、当然のように人の波。基地に入場するのに30分かかりました。判断が甘かった・・・。
当然のようにオープニング・フライトには間に合わず、観客とカメラが空を向いているうちに、地上展示機をチェック。
まずは当然のように初の一般公開となる川崎XC-2。
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ターボファン双発の戦術輸送機というスタイルは所定の輸送能力と海外派遣を睨んだ高速性能を両立させるためのもの。なのでワイドボディながらスマート。しかしながら新規開発という難しさも実機で見ることができます。
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特に後部胴体で目立つこの継ぎ接ぎは強度不足を補強するためと思われます。なんとか2号機以降は順調に開発を進めてほしいもの。
さらに近くの格納庫には、個人的にはこれを見に来たといっていい、三菱T-2CCVが展示。
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自衛隊機で一番カッコイイ機体はどれか、と聞かれればT-2CCVと答えるほど、大好きな機体。小学生のころに専門誌で見たその衝撃は今でも忘れられない。実機は現在エンジンを抜かれていますが、なんとか大切に保存し続けてほしいものです。
お次はTRDIのF-4EJファントムⅡ。
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デモフライトにも参加するためブルーインパルスの近くに駐機しており、人だかりで撮影困難だったのですが、腕を思いっきり伸ばして、ニコンD5000のヴァリアブルモニターと手振れ防止機能をフル活用して人の頭越しに撮影。やはりファントムはイイ。苦労して撮ったかいがあります。
最後は、メカオタクのための写真。
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C-1のスロッテッド・フラップ。1号機特有の重いシルバー塗装と相まって、メカニックな感じが素敵。
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三菱F-2用のFLIR。アメリカのスナイパーXRあたりと比べるとちょっとダサい感じですが、機能で勝負ですね。
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浜松では撮ることができなかった、AAM-5のTVCノズル。早くHMD(ヘルメット・マウント・ディスプレイ)を採用して、真横にミサイルが飛翔していくヘンタイ画像を見せてくれ!

というわけで展示機編は終了。次回は飛行展示レポートをお届けします。


個人的メモ;
往路 静岡6:42-7:26名古屋(新幹線ひかり)→名古屋7:42-三柿野8:27(名鉄・犬山経由岐阜行)→9:00現着。
復路 岐阜AB13:00撤収→三柿野13:38-名古屋14:19(名鉄臨時列車)→名古屋15:33-16:31(新幹線ひかり)。
新幹線回数券往復¥10,400・名鉄往復¥1,420(復路のみ特別指定¥350)

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書評<誰も語らなかった防衛産業>

アメリカの武器供与から始まった自衛隊の正面装備は、日本の工業力の回復と歩調を合わせるようにして、国産に切り替わっていった。安全保障上の観点から、また経済的な観点からも、兵器をなるべく国産にするのは望ましいことではある。しかし、単年度契約による少数生産体制によって購入されるそれらの兵器は、大量生産される武器輸出大国の”商品”に比べて高価であるとの批判がつきまとっていた。
日本の経済が成長基調にあり、”安定した”潜在的脅威があった冷戦時代はそれが許された。だが、ソ連は崩壊し、国家間の大規模な戦争の発生は想定しづらくなり、テロの脅威は残しつつも各国は国防費を削減し、世界の武器市場はシュリンクしていく。ヨーロッパに比べると、なお脅威の残る日本周辺であるが、国家財政の悪化や防衛庁幹部と一部の企業との癒着が発覚したことなどにより、日本もまた防衛費の削減とその使い道の検証がせまられる。
そうした状況が、日本の防衛産業を圧迫している。防衛省の契約企業、いわゆるプライム・メーカーは世界に冠たる大企業も多いが、それを支えているのは中小のパーツメーカー、ひらたくいえば町工場であることは、自動車などの他の産業と変わらない。兵器の開発・生産は経験の積み重ねが多いところもあり、その技術が失われる事態は深刻である。本書はそうした防衛産業を支える町工場を取材し、その現況とそれぞれのモノ作りに関わる人たちの思いを伝えている。

前置きが長くなったが、本書が投げかけている問題は深刻である。評論家の中には安価な輸入品の購入、あるいは関連メーカーの大同合併を訴えている人もいるが、技術の蓄積の散逸や雇用の消失など、とてもではないが賛成できるものではない。それは極端な例にしても、安全保障を論じると思わず大上段に構えた理論書になりがちだが、本書はそこを抑え目にして、生産現場の今現在の空気を伝えようとしている点に好感が持てる。防衛産業に長年関わってきた職人さんたちの考えを知るには最適だ。

初版2010/08 並木書房/ソフトカバー

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エアフェスタ浜松2010に行ってきた その2

浜松AB航空祭レポートの2回目は、つたない写真ですが飛行展示をレポート。
といっても当方の望遠レンズは300mm、当日の天気は曇天で青空はなし。なので、雰囲気だけでも掴んでもらえれば幸いです。なお、Blog用にトリミングしてます。
浜松ABはT-4とE-767の根拠地なので、T-4の4機編隊で露払いした後、E-767が滑走路上を航過。
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離陸した後、大きくバンクを取ったり、翼を振ったりと、ボーイング767では決してしない機動を披露。戦闘機動というか、回避機動なんかも訓練メニューにあるんだろうか。
そんでもって近隣の静浜からはT-7がリモートで飛来。
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これねえ・・・どうも外見が古臭くっていけねえ、と思うのは自分だけではないでしょう。
お次は小松からのリモートでF-15Jが機動飛行。
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千歳ABのF-15Jの方がGロードが高い機動をやっていたよう気が。
さらに各務ヶ原からは飛行開発実験団のF-2Bがリモートで機動飛行。
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F-2の機動飛行は始めて見ますが、ホントによく動きます。パワーに溢れているので、各機動の間に時間を取って旋回して運動エネルギーを貯める必要がないんですね。演技自体は三沢のアメリカ空軍のF-16デモチームの方が大胆ですが、さすがの運動性能です。
肝心の浜松ABの主役であるT-4の編隊飛行は昼食その他ですっ飛ばし(笑)、午後からはブルーが登場。
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曇天でスモークは映えませんが、雲高が高かったのと風がゆるやかだったのが幸いし、垂直メニューも見ることが出来、あいかわらずシャープな演技でした。やはりブルーはイイ。
これも千歳ABとの比較になりますが、開放エリアが滑走路が近い分、演技が近いところで行われるため、迫力はこちらの方が上。400mmがあればトリミングなしでいい写真が撮れるはず。
全般に曇天だったのが残念ですが、晴天でも逆行になるため、展示飛行の撮影にはつらいかも、です。あえて場内に入らず、基地南側に陣取るマニアも多いそうですが、それも納得です。

これにて浜松ABの航空祭レポートを終了。遠鉄バスが運行するシャトルバスの運行も含めてホスピタリティも充実しており、あっという間の1日でした。来年は晴れますように。

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エアフェスタ浜松2010に行ってきた その1

空自の浜松ABで行われた基地祭<エアフェスタ浜松2010>に行ってきた。2回に分けてレポートをお届けします。まずは地上展示から。
浜松ABは空自の第1術科学校はじめとする教育集団および警戒航空隊隊の根拠地。ひらたく言えば川崎T-4とボーイングE-767の基地。教育機材としてF-15JとF-2Aも配備されており、地上展示機と駐機されてます。
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F-2Aは国産のGCS-1とGPS誘導弾であるGBU-38を両翼パイロンに搭載。千歳AB航空祭の経験しかない自分としては、これだけでも来たかいがあったというもの。
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イナートとはいえ、空自の新SRMであるAAM-5も始めて見ました。赤外線誘導、TVC(Thrust Vector Control 推力偏向制御)の最新鋭AAMです。ミサイル好きとしてはその先端のキャップを外してくれ!と叫びそうになりましたよ。後ろからも撮影したかったのですが、そうするには自衛隊イベント恒例の花電車に乗るしかないという罠。諦めましたよ(笑)。
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駐機スペースが意外に少なく、警戒航空隊の機材であるE-767とE-2Cはエプロンのはしっこに駐機。ちょっと可哀想な気もする。
地上展示機のハイライトは今年20周年となるブルーインパルスの歴代使用機の展示。広報館で保管されているT-2とF-86を引き出して、T-4の予備機と並べて駐機。
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フォトジェニックな感じで並べてあったのですが、相当な広角レンズかフィッシュアイでないと3機を納めるのは難しい感じ。
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50年・・・大きな事故もありましたが、この日本でよく飛び続けたものだと感嘆してしまいます。
その隣には、MDのターミナル防衛に使用するパトリオットPAC-3。
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高射教導隊も浜松ABにあるんですね。
格納庫にはT-4のアクセスパネルを外し、油圧動作展示をする機や、各種エンジンを展示。
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CF-6、やっぱでかい。
その他、救難隊のU-125とUH-60、陸自のHU-1とAH-1、空自のC-1がエプロンに駐機してましたが省略。
入場者約12万人とのことでしたが、予想外にエプロンが狭く(千歳ABが広いのか)、朝一以外は人が溢れかえっていて、写真撮影は的を絞らないと大変。また、ゴミは持ち帰り必須、レジャーシートや折りたたみ椅子は禁止(もちろん、持ってきている人はいっぱいいたけど)など、イベントとしていろいろ考えられている点が印象に残りました。
次回はつたない飛行展示写真をうpします。


個人的メモ
往路 静岡6:38-7:09浜松(新幹線こだま)→シャトルバス8:00浜松AB着。
復路 浜松AB14:00撤収→シャトルバス15:35浜松駅着→浜松15:50-16:14(新幹線こだま)。
新幹線回数券往復¥4,100・シャトルバス往復¥800

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静岡へリポート祭り2010に行ってきた

明日の浜松AB基地祭に備え、静岡へリポートで実施される祭りでヘリを撮影してきた。
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静岡へリポートは静岡市葵区の端っこにあるヘリポートで、普段は静岡市消防隊と民間(主にマスコミ)が使用している。災害発生時に備えるため、ヘリパッドは多数の柱で地面から浮かせて設置。しかしながら駐車場が少なく、今日も祭りの参加者は周囲の荒地に駐車。防災基地としては片手落ちです。
ヘリポート祭りは近隣の自治体が出店を出して飲食を提供したり、¥5000で遊覧飛行を楽しむ企画。自衛隊関係と違い、若いママと子供さんでいっぱいです。望遠構えたお一人様は完全に場違いですが、まずは格納庫の中のヘリをチェック。
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エンジンを降ろして整備ショップで整備中のBK117や、むやみにカッコイイキャリアに積まれたEC135など、それなりに興味深い。そうこうするうちに、静岡市消防隊のベル412がラペリングの実演。
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隊員がラペリング降下、怪我人を回収してホイストと、ノーマルな実演でした。

その他、遊覧飛行に向かうヘリを撮ったりしましたが、せまいヘリパッド、近隣は民間住宅地に背後は山地というロケーションのため、機動デモといったメニューはなく、自衛隊イベントを見慣れた目にはやや物足りず、飛翔体の撮影練習というにはやや速度が足りない内容。ヘリを見慣れない、一般ファミリーのためのイベントでした。

それにしても、民間のヘリはホントにヨーロッパ製が席巻してるなあ。ほとんどユーロコプターとアグスタ。これで自衛隊がシコルスキーと決別しはじめると、いよいよ官需もなくなってしまう。アメリカのヘリコプターメーカーは大丈夫かいな、そんなことを考えさせられるイベントでした。

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F-4S Completed

前作のF-14Aトムキャットで何かウェザリングのコツが掴めそうな気がして、今度はロービジ機でチャレンジすべく、F-4Sを組んでました。製作過程モロモロを省いて、ハセガワ1/72F-4SファントムⅡの完成画像をアップします。
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F-4Sは海軍型ファントムの最終形態。F-4Jを改修して寿命延長しています。現役部隊としては横浜を母港としていたCV-41ミッドウェイに最後まで搭載され、日本を去るとともにアメリカ海軍からも引退しました。
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キットはハセガワ1/72の限定版をストレート組み。札幌のB'sHobbyで大量に買い占め、toy氏に非難を浴びたのも、今となってはいい思い出(笑)。F-4J/Sのコンバーチブルのため、アンテナ類の選択に注意が必要です。ワタクシ、あれだけファントム作ってるのに、ほぼ完成まで背中のアンテナとエアインティーク横のECMアンテナをJ型で作ってました(泣)。我ながらよく修正できたもんです。
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塗装はデカールからVF-151のカウンターシェイドをチョイス。下面がクレオスC308、上面がC307、上面のハイライト部分がC337です。プリットのひっつき虫をまるめてマスキング。その後、C307、C308それぞれに少量のブラック、ブラウンを混ぜたものをランダムに吹いています。その後、Twitterの方でアドバイスをもらったエナメルのブラックをペトロールで溶いたものでウォッシングしています。
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今回のテーマはウェザリングだったんですが、結果としてはちょっと納得いく出来にならず。黒立ち上げでグレーを吹いた際に、うまいことシャドーが残らなかったこと、ペトロールが滑らかなため、塗面を荒らさなかったのが返ってウェザリングとしては逆効果だったのが、あまり雰囲気が出なかった原因かと。同じことをしても、ちょっとの加減で、仕上げは段違いになるもんです。
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このウェザリングをもう少し試したいので、しばらく同じ路線を続けます。

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RX-78-2ガンダムを見てきた;秋の薄暮編

ご近所さんに越してきた1/1RX-78-2ガンダム、”夏の夜編”に続き、”秋の薄暮編”をお送りします。
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ホントは夕暮れを狙って出掛けたのですが、残念ながら夕日は雲が隠しています。
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だんだんと日が暮れていき、光の具合もいい感じに。
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もうちょっと月が大きければ、いい画になってたかなあ。

というわけで、ガンダム撮影第2弾をお届けしました。お次はなんとか富士山が見える天気を狙いたいところ。

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書評<武器なき“環境”戦争>

地球温暖化をはじめとして、環境を巡る問題は今や人類共通の課題としてメインストリームとなりつつある。だが、各国が掲げる美辞麗句の羅列の裏では、国益を追求せんとして熾烈な”外交戦争”が繰り広げられている。特にEU各国は主導権を握るべく、さまざまな国際ルールの提案を続けている。こうした環境問題を巡る外交戦争を、今や時事問題の解説では右に出るものがいない池上彰氏と、外交問題の解説には定評のある手嶋龍一氏が対談形式で解説していく。

両氏ともにNHKでニュース解説を担当した間柄であり、二酸化炭素の排出権取引など分かりにくい京都議定書のルールなどを噛み砕いて解説し、環境問題が日本のマスコミが報道するようなキレイごとではなく、熾烈な駆け引きであることを指し示していく。両者が褒めあう場面は余計だと思うが、概ねその解説は的を射ていると思うし、対談形式なので分かりやすい。
個人的には人為的地球温暖化論の懐疑派なので、将来にわたって排出権取引などの国際的枠組みが機能するかは疑問を持たざるをえないが、それでも環境問題によってヨーロッパが”パックス・アメリカーナ(アメリカによる平和)”という現在の国際的な力関係を崩そうとしているのは間違いないところであろう。そんな状況で、何においても後手後手の日本の外交の頼りなさも著者の指摘どおりである。外交での失点は結局のところ、我々庶民が税金で代償を払わなければならないのだから、外務省にはもうちょっと国益というものを考えてほしいものであるし、我々もしっかりと監視していく必要があるであろう。

初版2010/09 角川SSコミュニケーションズ/角川SSC新書

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書評<捕食者なき世界>

食物連鎖は、さほど生物学に興味がなくてもよく知られている。植物が草食動物に食べられて、草食動物が肉食動物に食べられて、肉食動物が土に還って・・・というやつだ。今では教科書に出てくるようなピラミッドよりも複雑なつながりを生物同士が持つとして食物網とも呼ばれる。
本書はその食物連鎖のピラミッドのバランスが、ボトムアップではなく、トップ・プレデター(頂点捕食者)に左右されるトップダウンであることを解説する。ヒトデや貝類が生息する小さな磯辺や、アリューシャン列島のラッコなどの事例を紹介する。またアメリカのイエローストーン動物公園でオオカミを復活させた事例を紹介し、捕食者が復活することにより、自然のバランスがどのように回復していったかを見ていく。そして現代のトップ・プレデターであるホモ・サピエンスが地球の生物にどのような影響を与えているかを推察していく。

前段で紹介した各個の事例は概ね現象として詳しく調査されており、自然のバランスが捕食者によって保たれていることはほぼ同意できる。トップ・プレデターが、中間である草食動物を”間引き”するだけでなく、草食動物の行動まで変えてしまうことは興味深い。
しかしながら、北米の大型哺乳類が絶滅したいわゆる”更新世の大絶滅”をはじめとして、人間の影響力を過剰に見積もっている点は少し疑問符が残る。更新世の大絶滅が人間の過剰殺戮が原因だとすると、もっと早くから地球の生物多様性は殺伐としているはずだし、巻末の日本の事例のエゾジカの増加は、オオカミの絶滅とは関係ないように見える。地域単位のミクロと、大陸単位のマクロでは、同じ視点では捉えられないのではないかと個人的には思う。
本書を読んで感じるのは、人間の過剰殺戮や狩猟よりも、むしろ現代の社会においては特定の動物に肩入れする人間のエゴの方が食物網のバランスを崩している事実である。愛らしいシャチは海のギャングであり、おとなしそうなシカは草を食い尽くす大食漢であることを忘れてはならない。

初版2010/09 文藝春秋/ハードカバー

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