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書評<ジェット・エンジンの仕組み>


現代の航空機の動力として、主役となっているジェットエンジン。空気を圧縮し、そこに燃料を吹きつけて燃焼させ、そのガスの反作用力で航空機を推進させる。基本構造としては単純といってかまわないと思うが、その中身は長年に渡る航空力学の研究の蓄積と、最新の材料技術の固まりであり、先進レベルのジェットエンジンを開発できるメーカーは世界で5本の指に収まる。本書はジェットエンジン開発の構想と発展、そして著者からいわせれば初歩の初歩であろうタービンの動翼や静翼の形状解析などを紹介し、最新のジェットエンジンの仕組みが理解できる。

当方、ほぼジェット戦闘機専門のモデラーでありますが、その要となるジェットエンジンの仕組みがよく分かってないので手に取ってみたのだが、ジェットエンジンの単純で複雑な構造を分かりやすく紹介した好著であった。P&W社に勤めていた技術者である著者としては、どこを抜いてどこに重点をおけばシロウトにジェットエンジンを理解できるような入門書になるか苦心したのであろうが、「2軸低バイパスターボファン・低圧縮3段軸流式・高圧縮5段軸流式・アニュラー式燃焼器・可変インレットファン」といった基本的なデータはちゃんと理解できるよう、ピックアップされている。航空関係本の副読本として是非お薦め。

初版2010/09 講談社/ブルーバックス

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