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書評<生命40億年全史>


地球が誕生して46億年、生命が地球に誕生して40億年。はじめの30億年は原始的な単細胞だった生命が、何度かの爆発的な進化と絶滅を繰り返し、現在の生態系に至っている。そこにはどんなドラマがあったのか?本書は生命の長い歴史を綴っていく。

本書は”生命の全史”を謳っているが、現在有力とされている説を単純に並べていく歴史書ではない。自然科学あるいは古生物学という学問が成立した19世紀以後(章によってはそれ以前)、どのような化石がその歴史の証拠となり、どのような論争の結果、現在の定説に至るのかを主要なトピックを取り上げて解説されていく。いわば”生命の歴史がいかに形づくられたかを解説する歴史書”ともいえるだろう。なので、教科書的な退屈さはまったくなく、そこには科学者たちの様々なエピソードや生命のドラマチックな変遷に満ちている。分厚い本だが、何度でも読み直したくなる1冊である。

初版2003/03 草思社/ハードカバー

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