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書評<ゲート4~総撃編>

”ゲート”によって”特地”と呼ばれる異世界とつながり、ファンタジー世界で戦闘と冒険を繰り広げてきた自衛隊と日本政府の物語もいよいよ佳境。
陰謀による内紛により、分裂した帝国の一方である正統政府と講和を進める日本政府。反乱政府のゲリラ戦に苦労しながらも対応し、状況は落ち着きを見せ始めた。しかし、ゲートによって異世界がつながることによる”歪み”が生じ、天変地異の発生を予測させる観測結果も出始めた。ゲートの開閉を巡る政治と陰謀、反乱政府との開戦に至った自衛隊と正統政府の合同軍。物語は終焉に向かって動き出す。

作者あとがきによると、東日本大震災直前に完結編を上梓したものの、災害が続出する物語後編は出版しづらくなり、前・後編に分けて大幅に加筆・修正した前編が本書とのことである。物語が進むに従って少なくなっていたいわゆるオタクネタが再び多数見受けられるのも、加筆によるものだろう。さらにサブキャラにも多くスポットが当たることにもなっている。
大元のストーリーに関しては、意外なサブキャラが舞台の中央に現れてきており、長編ドラマらしくなってきている。2巻・3巻ではやや政治に関する場面が多かったものの、本書ではゲリラ戦から正規戦に至るまで、怪異と現代兵器の戦いが多く描かれているが、日本と特地との交流が進むにつれ、例えばヘリコプターへの対抗手段などが出現し、今までのような一方的な戦いになっていないので、ハラハラドキドキ感は増している。
ここから、物語の収束に向けて、主人公たちがどう動くのか?震災の影響もあろうが、早く読みたいものである。

初版2011/06 アルファポリス/ソフトカバー

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