陸自滝ヶ原駐屯地記念行事に行ってきた その1<新装備品>
昨年は東日本大震災による影響と仕事のせいで自衛隊イベントに行く機会がなく、一眼レフもコンテナの中にしまいっぱなし。そして2012年、待ちに待った自衛隊イベントへの訪問です。
今回は陸自の滝ヶ原駐屯地。各職種の教育支援隊の根拠地です。有名なのは仮想敵役の74式戦車でしょうか。
しかし、今回の主役はやはり、新装備の10式戦車。
近隣の駒門駐屯地からの移動させてきた車両のため、デモはなしでしたが、マニアの注目を浴びっぱなし。
シロウト軍事評論家なりに気になった点をいくつか。
10式戦車の特徴の一つ、砲塔四方のパッシブ・レーザーセンサーはカバーされてました。思いっきりアップで写真撮られると、なにか防秘に引っかかるのでしょうか。
74式や90式に比べて目立つのがモニター類。操縦手の視界補助はもちろんですが、装填手がいない3名運用での監視補助も兼ねてるのではないでしょうか。特に市街地運用では重要になりそう。ちなみに、後部エンジングリルのフィンは90式戦車よりゴツく、RPG対策もあると感じさせます。
ちょっと遠くから撮った砲塔上面。滑り止めと多めのハッチが特徴。自動装填装置と相まって仕掛けがありそうですが、トップアタックに対してはちょっと不安。
手投げとバンジー(ゴムひも)で4kgの飛翔体を飛ばし、「可視および赤外線により昼夜間の画像収集および線量率の計測が可能」と説明にあるんだけど、線量率がなんなのかは聞くの忘れた。
87式対戦車誘導弾および79式対舟艇対戦車誘導弾の後継。隊員さんに96式多目的誘導弾、いわゆるMPMSとの射程の違いを質問しましたが、防秘とのこと。察するに、手持ちの01式対戦車誘導弾とMPMSとのギャップを埋めるのでしょう。隊員さんによると、この車両のみで管制・発射装置がまとめられているのが良い点だそう。
以上、レポートその1では注目の新装備を紹介。その2は訓練展示など紹介しましょう。
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Comments
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御邪魔します、検索経由で来ました。
滝ヶ原駐屯地祭訪問、お疲れ様でした。
そちらの目玉は10式とMMPM、UAVだった様で、正直、行けば良かったかと思いました。
10式は、富士の方からの様ですが。
画像を見ると、装備品展示は、先の駒門や夏の富士祭よりも結構ゆっくり拝見出来そうですね。
次回も、好天になるといいですね。
愚文、失礼しました。
Posted by: MT-X | 2012.04.08 21:21
>MT-Xさん
滝ヶ原は意外と人が少ないです。富士学校とは比べ物にならないくらいなので、ゆっくり見るのにはいいです。
10式は富士からだったんですね。失礼しました。
Posted by: ウイングバック | 2012.04.09 21:26