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静岡ホビーショー2012に参加してきた その4実車展示編

SHS2012にはキットのアピールとして、めったに見ることができない実車が展示されていました。レポートの最後に、その写真を掲載します。
まずはアオシマブースのアヴェンタドールLP700-4。
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もうね、このぐらいになってくると、自動車じゃなくて、なにか別の乗り物。スーパーカーの実車もイロイロ見ましたが、これほど浮世離れしているのは初めてです。

そしてもう一台、タミヤ本社に展示してあったレクサスLFAのベアシャーシ。

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ボディパネルやインテリアのパーツが外されてて、LFAの構造が見てとれます。カーボンコンポジットのメインフレームの前後にサブシャーシをボルト止め。重量配分を適正にするためにトランスアクスル化、さらにラジエターも左右に分けて後方に配置。アオシマの人の話によると、アヴェンタドールよりこっちの方が高いんだとか(笑)。

というわけで、駆け足ですがSHS2012のレポートを終了します。重ね重ね、関係するすべての方々、ありがとうございました!

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静岡ホビーショー2012に参加してきた その3合同作品展注目作品

SHS2012の合同作品展レポート、その3は個人的に引っかかった他クラブさんの作品を少しだけ紹介します。

まずはメルクールさんの1/32X-15。

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その存在感が際立ってました。かぽうさんのSR-71もそうですが、フラットブラックの機体をどうやって単調にせずに、雰囲気を持たせるか?学ぶことの多い作品です。

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岐阜コクピットさんのハセガワ1/72三菱F-2のアクセルパネル開放モデル。1/72とは思えないその工作。塗装自体もすごくディテールが際立つ塗り方で、もうマネしたいとこいっぱいです。

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いつもお世話になってます、のKWAT氏のA-10A。GPSアンテナなど細部をしっかり再現したアップデート仕様。汚くしがちなA-10ですが、逆に清潔感溢れる仕上がりがイイです。

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TFWTさんからはB-29。キットの出来もさることながら、作品の見せ方が秀逸。B-29の高空性能が見事にイメージされています。

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カーモデルからは1つ、湘南モデルカー愛好会さんからメルセデス・ベンツ300SLハイスピード・トランスポーター。まず名前がかっこいい(笑)。それはともかく、ミュージアム・コレクションと銘うつだけあって、上品な雰囲気が秀逸です。

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宇宙モノではプロジェクト144さんのサンダーバード3号。Twitterあたりに書きましたが、複雑なトラス組んだ発射台あってのロケットモデルだと思うんです、個人的に。この作品はサンダーバード3号がフィクションに見えない素晴らしい出来。

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そういう見方で捉えると、B!Mブースのお隣、DORO☆OFFさんのスペースシャトルも秀逸。照明のうまさで、打ち上げの雰囲気がよく出ています。

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イスラエルの戦車をずらりと並べていたCROSS ROADSさんからM-60改造のマガトとメルカバMk,4。どちらも、単体ながら軍事研究の粗い写真から抜き出してきたかのごとく臨場感がある作品。いくつかAFVのキット持ってるけど、こんな雰囲気持たせるのは至難の業なんだろうなあ。

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日常系のジオラマからは、箱庭倶楽部さんのアオシマの漁船を使った小さな工場の情景。瀬戸内の小島出身としては、非常に身近な風景で、ほんと懐かしい気分にさせてもらいました。

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ガンプラも素晴らしい作品ぞろいでしたが、一番執念を感じさせたのがRockRiverさんのGMの大群。「戦いは数だよ、アニキ」を地でいってます。

その他にもとても紹介しきれない、素晴らしい作品ばかりで、参加するようになって何年経っても圧倒されるばかりです。少しでも皆さんに追いつけるよう、また一年間作り倒そう!

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静岡ホビーショー2012に参加してきた その2B!Mブース編

SHS2012のレポート第2弾は我々モデラーの晴れ舞台、モデラーズクラブ合同作品展です。まずは我らがBlog!Modelersといつものお隣さんYDCCのブース。
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開催期間中はブース全体の写真は取れないほど、出展作品はいっぱい、お客様もいっぱい。とても全部は紹介できないので、メンバーのブログで相互補完ということで、よろしくお願いします。

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まずは暗黒卿のエアフィックス1/72ハンドレ・ページ O/400。あいかわらずの素晴らしい貼り線。目が追いつかない、瞬間接着剤を使うのでなかなか綺麗にならないとか謙遜されますが、なんのなんの。

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かぽうさんのイタレリ1/72ロッキードSR-71 LASRE。細部の再現といい、塗装の雰囲気といい、スゴイです。ちなみに、機体のパネルラインの再現度はイタレリ、全体の雰囲気の再現度はハセガワと、一長一短あるそうで、さらにいうと、どちらもコクピット後ろの膨らみが再現されていないんだとか。この作品はもちろんそこも完全再現です。

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そしてB!Mには珍しい?大物、今年初参加のappletreeさん製作の1/72コンコルド。電飾もキラキラとインパクト大。本人は謙遜されてましたが、これもスゴイ作品です。

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クルマ部門からはヒロシさんのタミヤ1/12JPSロータス77フォード。ベースと相まって、インテリアモデルといっていい出来。何気にBlog更新されてますが、一つ一つの作業の中身の濃さには驚かされます。

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YDCCは今回、ホーネット祭りを主催していただき、大いに楽しませていただきました。主幹のべスパ夫婦(この作品は旦那作)のハセガワ1/32F-18Aホーネット。ずいぶん昔のFSD1号機を飛行状態で再現してます。何がスゴイって、輸送を考えて問題なく各部をバラバラに出来るんですよ。ハセガワの社員さんも感心されてました。

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YDCCさんのお祭りはもう1つ、ハセガワ1/48VF-1バルキリーのオリジナル迷彩機。モデラーの二宮氏監修で、これも大きな注目集めてました。バルキリーは何塗っても似合うなあ。

最後に拙作。

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B!Mブースにハセガワ1/72F-15EとF-111Fの”DeepStrike”コンビ、ホーネット祭りに”ChippyHo!95”塗装機などホーネット4機。思いのほかF-111Fの塗装を褒めていただけました。ガンシップグレイ1色の塗装は、やはり皆さん悩まれているみたい。展示モデルについて声かけて貰えると、ほんとモチベーション上がります。

というわけで、ほんのわずかですがB!MおよびYDCCから作品を紹介させていただきました。実は今年個人的に一番盛り上がったのは、ブースに現れた中学1~2年と思われるカップルの爽やかな姿。男の子が零戦の型番による違いを細かく説明してて、それを女の子が一生懸命聞いてあげてるんですな。なんというか、こちとら独身40歳喪男ですが、3年ぶりぐらいに甘酸っぱい恋をしたくなりましたよ(笑)。
ともかく、B!MおよびYDCCに出展したお仲間方、ブースに来ていただいたお客様、その他すべての関係者の方々、お疲れ様でした&お疲れ様でした。楽しい時間をまた来年も過ごせますように。

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静岡ホビーショー2012に参加してきた その1メーカーブース訪問編

今年もやってきました静岡ホビーショー。我がBlog!Modelersも例年通りYDCCさんとともにモデラーズクラブ合同作品展に出展しました。何度かに分けてレポートをお届けします。
まずは本来はホビー関係のトレードショーである静岡ホビーショー(SHS)の本分である新商品を紹介。現用機モデラーの自分が気にかかった分だけなのであしからず。
まずは個人的メインのハセガワ。
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期待の1/72ユーロファイター・タイフーンはモックアップもなく、パネル展示のみ。秋の発売はちょっと不安、かも(笑)。

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宇宙好きの琴線に触れる1/48無人宇宙探査機ボイジャー。実物は思ったよりあっさりしてます。

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エースコンバットに登場する架空戦闘機、1/72ASF-X 震電Ⅱ。ショージ・カワモリデザインなので、なんというかフツーに現用機の存在感。
お次はプラッツ。

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すでに7月発売が告知済みの1/72三菱F-1。こちらは形状モデルのみの展示。T-33のときと同じく、1年は発売が延期になるとの意見多数。KWAT氏の情報によると、当然T-2まで考えているそうです。

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プラッツ扱いのサイバーホビーから会場発表の1/72ウエストランド シーキングHC.4。フォークランド時のシーキングで、ローター折りたたみ可で夏発売の告知。これは期待できますな。

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1/144のウェポンセットということで流しかけたのですが、なんとアメリカ軍の核兵器を一揃えしてる恐るべきセット。合同作品展でもさすがに核兵器をパイロンに吊り下げた作品は見ないので、ある意味斬新。
お次はタミヤブース。

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タミヤと提携してるイタレリは設立50周年だそうだ。早く1/72でMV-22オスプレイの量産型、出してください。

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マスターワークコレクション(完成品)の1/32F-14Aトムキャット。税抜き¥60,000なり。安いか高いかでいえば、安いと断言できるクオリティですが、ウェザリングの仕上げまでメーカーおまかせじゃあダメだと思う今日この頃。
最後はスケールモデラーは案外縁遠いバンダイ。
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1/700地球深部探査船<ちきゅう>高いヤグラからドリルを下ろし、資源探査や科学探査を実施する船舶で、<しんかい6500>に続く科学モデル。すさまじい情報量ではあるが、実物を見たことある身とすると、どのくらいの数のカラーランナーを使って、どこまで塗装なしで再現できるかで、バンダイの力量が問われると思う。超絶テクを持つ艦船モデラーが作れるレベルじゃ、バンダイらしくない。そこ含めて要注目モデル。

自分が引っかかった新商品はこれくらいですかね。全体的にいうと、艦船ブームだったここ2~3年と比べ、実車が持ち込まれていたアヴェンタドールとトヨタ86およびスバルBRZの盛り上がりで(別途記事をうpします)カーモデルが盛り上がっている印象。現用機は相変わらず小粒です。軍用機のバブルはF-35A日本導入時に期待しましょう。
ということで、次回は我がブースの作品を取り上げます。

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CF-18A"D-DAY 50YEARS SPECIAL" Day5th

アカデミー1/72CF-18Aホーネット”ノルマンディ上陸作戦50周年記念塗装機”、完成しました。

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カナダ国防軍はF-104の後継として、F-18Aホーネットを選定しました。選定のライバルはF-16でしたが、北極付近での運用や海上パトロール使用時に有利な双発のホーネットを選定。また、アレスティングフックや強固な降着装置は、北極に点在する小規模な航空基地での運用に最適なのです。
カナダ軍はNATOの合同戦力の一部であり、意外にもCF-18Aは湾岸戦争や旧ユーゴスラビア紛争など実戦経験も豊富です。

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キットはアカデミーのF-18Aのキットをストレート組み。このキットはスペイン・オーストラリア・カナダ各国空軍の機体を組め、機首側面のサーチライトも付属。機首部分のやや複雑な分割に気をつける以外はサクサク組めるベストキット。

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塗装は上面クレオスC337、下面クレオスC308のカウンターシェイド。アメリカ海軍のパターンとはやや異なります。リーディングエッジの別売デカールを使い、"D-DAY 50Years Special"を再現。上陸部隊を援護する米英の戦闘攻撃機が敵味方識別用に巻いたインベンション・ストライプが印象的。リーディングエッジのデカールはそのストライプも含めて細部まで扱い易い良品質なモノ。とはいえ、写真ではごまかされてますが、現物はタッチアップが2・3ヶ所あり。やはりこれだけの大面積となると、本来は塗装すべきなんでしょうね。

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カナダ国防軍のアニバーサリー機は、なぜかセンスがいいですよね。この他にも、リーディングエッジのデカールがけっこうな数、待機してますが、ホーネットはしばらくお休みかな。

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本機も含めて、この1年で連作したF-18は、静岡ホビーショー2012と併催されるモデラーズクラブ合同作品展にて出品します。お暇な方は、Blog!ModelersおよびYDCCのブースにぜひお越しください!

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書評<華竜の宮>

ホットプルームによる海底隆起による海面上昇により、人類は未曾有の危機に陥った。環境の激変とそれに伴う混乱により人口は半減する。だが、海洋で生活すべく遺伝子レベルで改変された<海上民>と呼ばれる人間を生み出すなど、テクノロジーによって人類は生き延び、一定レベルの安定を手に入れていた。国家体制もいくぶん変化したものの、それを維持している社会。
世界は混乱時に比べれば安定しているものの、国家間あるいは民族間のトラブルは絶えない。日本政府の海洋公館公使・青澄誠司は、いわばトラブルシューターとして様々な思惑が渦巻く外交の現場を飛び回っていた。もっかの課題は、アジア海域での政府と海上民との対立。その解決の行く末がみえたのもつかの間、地球はさらなる試練を人類に課そうとしていた。

最新の地球科学理論を用いた舞台設定と、独創的な”遺伝子改変された人類”という登場人物が織り成す、長編SF。物語自体は外交官のネゴシエーションという、あまりSFには類のないものだが、壮大なオリジナル設定を生かしきったダイナミックな展開により、一気に読ませる。
印象に残るのは2点。1点目は物語の中心が外交であるために、そこに登場するのは官僚であり政治家なのだが、それぞれがその立場での正義感を持ち、行動していること。いわば”正論”のぶつかり合いが、物語に緊張感を生み出している。2点目は何をもって人類を定義するのか?という点。本書は遺伝子改変による亜人類とも呼ぶべき人々が登場するが、物語終盤で、さらなる遺伝子改変を行おうとする。あいつぐ地球環境の激変に、本来なら滅びるべき人類を生かすために、どこまで遺伝子テクノロジーを使うのか?もはや猿の姿すらしていない人類を、人類として定義すべきなのか?そもそも、現実に本書にあるような人類存亡の危機が訪れたとして、人類はそこまでして”生き続けよう”とするのか?
本書はテクノロジーと歴史に詳しい人ほど、哲学的な疑問を投げかける。壮大と呼ぶに相応しいSFだ。

初版2010/10 早川書房/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション

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CF-18A"D-DAY 50YEARS SPECIAL" Day4th

今年のゴールデンウィークの最終日は関東周辺で天候不安定で竜巻まで起こる。つくばの家屋倒壊なんて、まるでテキサスみたいだ。
そんなニュースを横目で見ながら、ホーネット祭りの最終作を作ってました。
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先週の週末あたりから手をつけていたCF-18A"D-DAY 50YEARS SPECIAL"です。
キットは例によってアカデミー/72のF-18Aをストレートで組んでいます。塗装まではカナダ国防軍のCF-18Aの標準塗装。上面クレオスC337、下面クレオスC308でカウンターシェイドのパターンもややアメリカ海軍機とは異なります。
デカールはリーディングエッジデカールを使用。インベンションストライプもデカールです。塗装しようかと思ったのですが、デカール代金の2/3を捨て去るのはあまりにもったいないので、デカールフィッターをたっぷり使い、空気を抜きながら馴染ませています。幸いにも絶妙な柔らかさのデカールなので、大面積のわりにはうまくいきました。といっても、このストライプ貼るだけで2時間かかってますが。
さて、もう一度ある週末で、完成までもっていけるか?


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書評<火星ダーク・バラード>

人類が火星に入植して幾世代も経過し、大都市を複数築いている未来。火星治安管理局の刑事である水島は、相棒の神月とともに凶悪犯を護送中に超常的な事態に遭遇し、意識を取り戻したときには、凶悪犯は逃亡、神月は殺害されていた。管理局上部に神月殺害の疑いをかけられたうえ、捜査を禁じられた彼は単独捜査を始めるが、様々な妨害を受けた上、命を狙われる。そしてたどり着いたのは「超共感性」という特殊能力を持つ少女との出会いだった。事件の闇に潜むものは何なのか?水島の孤独な捜査は最終局面を迎える。

本書を一言で表現すれば、フィリップ・マーロウ以来、連綿と続く「ハードボイルド」である。過酷な過去を抱え孤独に震えながら、命の危機にさらされるようなトラブルに陥ってもなお自らに課した”ルール”を守ろうとする男。そんな男が敵だらけの世界で、少数の見方とともに、絶望的な捜査を続ける。
その”ルール”に主人公はある意味苦しむわけだが、そこにSF的な要素がほどよく絡む。ユートピアになるべき火星の植民都市が、あっという間に”ミニチュアの地球”になってしまう現実。その火星都市の裏に潜む大きな権力と禁じられたテクノロジー。そんな状況にさらされても、彼は自らの矜持は失わない。そして、テクノロジーによって生まれた特殊能力を持つゆえに、自由を失ったと思い込んでいる少女に彼は言う。「自由に、自らの選択に従え」と。ただの中年男である自らは”ルール”に縛られているのに、少女にはその出自と能力に縛られるなと叫ぶ様は、もう痺れるほどカッコ良く、ハードボイルドと表現する以外にないのである。
SF作品として、センス・オブ・ワンダーと現実世界の物語が抜群にバランスよく融合した、良質なフィクションだ。

初版2008/10 角川春樹事務所/ハルキ文庫

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