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書評<ゾンビ日記>

人々が行きながら死んで、街をただ彷徨う世界。”オレ”は孤独に満ちたこの死者の世界で、スナイパーライフルを手に取り、彼らを狙撃することを選んだ。何のためでもない、ただ狙撃することを目的として。

なぜだか知らないがアメリカと日本の一部ミリオタの間でゾンビ・ブームである。いや、もはや繰り返される世界観のモチーフというべきか。本書はその世界観を用い、狙撃のウンチクを語る、押井守カントクの小説ではおなじみのスタイルである。”日記”なので特に大きなエピソードがあるわけでなく、主人公や世界観が掘り下げられるわけではないし、今回のメインの引用先であるデーヴ・グロスマンの著作は自分も読んだことがあるので、特に新しい知識を得られるわけでもない。よって、押井守信者以外にはまったくお薦めしない。だが、なぜか心にひっかかる小説ではある。

初版2012/06 角川春樹事務所/ソフトカバー

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