SAAB35 DRAKEN Completed
ハセガワ1/72サーブ35ドラケン、完成しました。
サーブ35ドラケンは1955年に初飛行し、80年代まで現役にとどまったスウェーデン国産の戦闘機です。戦時には航空基地から分散配置され、高速道路で離着陸する独特のドクトリンから、STOL性能と超音速性能の両立するためにダブルデルタ翼が採用され、後のビゲンやグリペンに繋がる先進性をうかがうことができます。
キットはハセガワのオーストリア空軍仕様限定版をストレート組み。シャープな全面スジ彫りのハセガワ・スタンダードで、組みも良好。機首ピトー管と垂直尾翼先端のピトー管のみファインモールドの金属製のパーツに交換しています。AAMは武器セットよりAIM-9JサイドワインダーとAIM-4Dファルコンをチョイス、それぞれ国産化されているため、オリジナルのグリーン塗装されているため、近似色のクレオスC319薄松葉色を吹いてます。
塗装はFlyingColorsAerodecalsのデカールを使い、スウェーデン空軍の制空迷彩を再現。デカール塗装図のFSナンバーとは多少違うのですが、これも近似色の上面クレオスC307、下面クレオスC338を吹いています。使い古した戦闘機なので、ほぼ黒立ち上げにして、ウェザリングもきつめ。
仕上げまでは何の問題もなく製作が進んでいたのですが、最後のトップコートで問題発生。乾燥が足りなかったのか、主翼にデカデカと書かれた機番のデカールの片方(5)にシワが寄ってしまいました(泣)。仕方なく塗装でカバー。ガイアのアルティメットホワイトを吹いた後、クレオスのクリアーレッドを吹き、クレオスのなめらかスムース・フラットを吹いてツヤを整えています。写真に撮るぐらいなら、なんとかごまかせる仕上がりに出来たかと。小さな奇跡ですな。
スウェーデン空軍の歴代ジェット戦闘機は小国のメーカーが開発したとは思えないほどの先進性を持っていて、魅力に溢れているわけですが、ハセガワのキットは手早くそれを再現できるキットです。ハリアーからの連作ですが、ジェット機がいろんな形態をしていた時代はキットも面白い、つくづくそう思います。
さて、次いってみよう。
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Comments
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完成お疲れさまでした。
ドラケンは斜め後ろからの姿が
抜群にカッコいいと思います。
1950年代にこのスタイルは奇跡的ですね!
リカバリーも上手く行ったみたいで良かった。
ドラケンはスウェーデン周辺の小国も結構導入してますが
米英の機体と比べて突出したメリットがあったのでしょうか?
その辺も気になるところですよ。
Posted by: ドカ山 | 2012.09.13 18:20
>ドカ山さん
ありがとうございます。
ドラケンはホント、バックシャンですね。機種がもう少し長ければ、バランスがとれるのかな?
スウェーデン空軍の機体は米英の期待に比べて整備性も良いので、小国にも使い勝手が
いいみたいです。エリア88からのセリフですが「アメリカのデコレーション・プレーンに乗りなれてる
アメリカ人にドラケンの良さは分からない」そうです。
Posted by: ウイングバック | 2012.09.13 21:26
重大なアクシデントがあったにもかかわらずの完成、おめでとうございます。
主翼左右の3と5は、見た目色合いに全然違いがないですね。
すごいなあ~。
自分なら、きっとデカールだけどこかで入手できるまでお蔵入りです。
Posted by: Hood | 2012.09.13 23:30
>Hoodさん
ありがとうございます。
自分も諦めかけましたが、2日で作ったわりには出来が良かったので
あまりに惜しく、リカバリーに挑戦しました。
実は、近くで見るとけっこう違ったりします(笑)。
Posted by: ウイングバック | 2012.09.15 19:14