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ASF-X Day Completed

ハセガワ1/72ASF-X震電Ⅱ、完成しました。
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ASF-Xは、大河工業がマルチロール・ファイターF-3の量産を前提として開発した技術実証機である。V/STOLとステルス性能、そして高い機動性を獲得するため、上下2分割されたエアインティーク、複合材料性の前進翼、全遊動式のスタビライザーとカナードを配するなど、多くの新技術が盛り込まれた。任務の主眼は敵ステルス機に対抗する能力であり、実用化されたF-3は”ステルス・キラー”として高い評価を得ている。

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・・・というような設定はすべて架空のもの。本キットはゲーム「エース・コンバット」に登場する架空機をハセガワがキット化したものです。デザインは河森正治、クリエイター・ワークス・シリーズとして発売されています。主翼やスタビライザー、ジェットノズルのパーツが選択式となっていること、各パーツの接着面が大型化されていることなど、現用機キットにない遊び心と作り易さを盛り込む一方、ディテール表現はさほど追求されておらず、初心者に配慮したキットになっています。

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キットは限定版の”ケイ・ナガセカラー”をストレート組み。通常の制空迷彩を実施する前のステルス・コーティングと補強材そのままの塗装の機体のマスキング・パターンを、ケイ・ナガセなる女性テストパイロットがいたく気に入り、それを基にデザインされた”専用機”という設定。

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機体全体をジャーマン・グレー70%、RLM66ブラックグレー30%の暗めのグレー混色を吹きつけ、ステルス・コーティングとおぼしき各翼前縁などをブラックにホワイトを少量添加して塗装しています。塗装はおおむね説明書に従っていますが、ブラックのレドームとコクピット廻りのアンチグレアは個人的好みでオミットし、レドームは機体色をやや明るくしたグレーで塗装。架空機なんでこれくらいのオリジナルは許されるでしょう。

本機製作のハイライトはなんといってもデカール貼り。明るめのグレーとオレンジの部分はすべてデカールです。デカールは透けを考慮したのか、分厚くて馴染まないもの。手持ちで一番強いデカール軟化剤を使用して、無理やりフィットさせてます。それでもシルバリングするところは、生乾きの段階でニスをカッターでカットしています。全体をそうすればよいのですが、その根性はなし。それでも、デカール貼りだけでぶっつづけ6時間。その後マッサージに直行したところ、術師さんに「信じられないほどガチガチです。ホントに休みだったんですか」?といわれる始末。1日乾燥させて、半ツヤクリアーにフラットを加えた”80%フラット”で全体を馴染ませています。

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ホントは、キャノピーにクレオスの新商品のクリアーゴールドをキャノピーに吹いた感じをレポートしようと始めた製作ですが、なんだかデカール貼りが主役の製作になってしまいました。プラモ製作で一番何が好きかと問われれば「デカール貼り」と答える自分が、最後は「もうヤダ!」になっていたぐらい、このデカール貼りは時間かかりました。まあ、カッコイイので良しとしよう。

その昔はバルキリー初めとして、架空の機体をグレーに塗って”リアルっぽく”するのが好きでしたが、今はこのくらい、オリジナリティがある塗装の方が相応しい気がします。”キャラクター”に相応しくてカッコよければ、設定は後付けでいい。ましてプラモは自由に作るもの。そんなことを考えた製作でした。


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書評<パンデミック新時代>

ウイルスや細菌による感染症は常に人類にとって脅威であった。多くの感染症に対して治療法が確立され、脅威は遠のいたように見えたが、地球規模で交通網が発達した現代は、新たなウイルスが全大陸に急速に拡散する可能性が拡大している。いわゆるパンデミックである。本書は感染症が人類とともにいかに”進化”してきたかを探っていく。そして、パンデミックをコントロールする対策を提案していく。

パンデミックの中でも、近年の脅威はやはりウイスル性疾患である。簡単に遺伝子を組み替え、さらに他のウイルスと遺伝子を”混合”する。常に進化していくウイルスに対し、現代医学の進歩が追いついていないのが現状だ。ましてアフリカの未開の地を新たに開拓していく現代は、常に新しいウイルスと人類は出会う可能性がある。本書はそうしたウイルスの特性と対策を平易に解説し、それに対する新たな対策を紹介している。
著者はパンデミックの防止に際し、楽観視の立場にあるようだ。問題は、本書のテーマとは少し離れるが、個人の意識にあると思う。死に至る感染症の多くを封じ込めて時間が経った先進国の人々は、感染症の脅威を忘れ、例えばワクチンの接種を避けるようになってきている。ワクチンに稀に副作用が発生するのは確かだが、感染症に比べれば、罹患の確立はわずかなものだ。このままでは、公衆衛生上の大きな問題になるだろう。今いちど、本書のようなパンデミックの参考書を読んで、脅威を再確認すべきだろう。


初版2012/11 NHK出版/ハードカバー

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書評<コブラ>

ホワイトハウスに賓客を招いた晩餐の席で、一人の老メイドが突然泣き崩れた。大統領は彼女の息子がコカインの過剰摂取で死亡したことを聞き、合衆国でのコカインの撲滅を決意する。その秘密作戦の指揮官に選ばれたのは、引退した老スパイだった。そして、老スパイはかつて自分の作戦を潰したエージェントに実行部隊のコーディネイトをまかせることにした。コロンビアの強大な麻薬カルテルを潰すべく、作戦が始まる。

エスピオナージの名手、フォーサイスの最新作はコロンビアの麻薬カルテル撲滅作戦。四半世紀ほど前にトム・クランシーの著作でテーマが同様のものがあったが、本作はその現代版といったところか。作戦の最後の段階で、権力中枢が見せつけられた暴力にビビッて、作戦をだいなしにしてしまうところも同じだ。ただしディテールの書き込みは薄く、フォーサイス作品としては物足りない。
ミリオタとして印象に残るのは、無人監視機の有用さだ。広大な海域を監視するグローバル・ホークの存在は大きく、アメリカ海軍が新型のP-8哨戒機と組み合わせてグローバル・ホークを運用するという計画も納得である。
スティーブン・ハンターの近作もそうだが、いよいよ欧米では無人機があらゆる作戦に欠かせない存在になったことを実感する作品だ。

初版2012/11 角川書店/ハードカバー

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F-102A(CaceX) Completed

MENGMODEL1/72コンベアF-102A(CaseX)デルタダガー、完成しました。

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F-102デルタダガーはいわゆるセンチュリー・シリーズの1機で、アメリカ空軍の1950年代に開発された要撃戦闘機です。アレキサンダー・マルティン・リピッシュがデザインしたデルタ翼機で、ファルコン・ミサイルを胴体内に格納するミサイル・ベイを設けるなど、高速性能を追求。しかし、テストフライトでは水平飛行で音速を突破できず、ちょうどそのころに発見されたエリア・ルールを採用し、ようやく高速要撃機としての性能を発揮することができました。

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キットはMENGMODELの新商品をストレート組み。MENGMODELは中華系の新興メーカーで、エアモデルに限らず、ニッチだけど目のつけどころが良い商品を次々開発しています。F-102Aもハセガワのオールドキットが存在するものの、他の中華系メーカーは手を出していないスキマを狙ったもので、デルタ翼大好きなオレとしては、まさに嬉しいサプライズ。
キットの開封時にパーツにべったり付着した離型剤に一抹の不安を抱きましたが、胴体と主翼パーツの隙間に多少のパテがいるものの、その他は問題なく組み上がる良キット。ミサイル・ベイの表現も丁寧に塗り分ければストレートでもこの出来。

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塗装は431Sq(1962年)を再現。クレオスのエアクラフトグレーをビン生で吹きつけ。下地としてフラットブラックでシャドーを一応吹いていますが、実機のイメージがピカピカな感じなので、わりかしベタっと塗り、クリアでコートしてツヤあり仕上げにしています。

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超音速突破を実現するため、様々な形態が試されたセンチュリー・シリーズですが、その中でもシンプルなスタイルが非常に魅力的なデルタダガー。大好きな機体とはいえ、オールドキットをいじり倒して現在のキットのレベルに持っていくのはハードルが高い。個人的には本年の新商品で一番嬉しいキットです。MENGMODELにはぜひ、F-106もお願いしたい。来年、待ってます。


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ASF-X Day2nd

本日は3年ぶりの衆議院議員選挙投票日。引っ越してきたばっかりの国政選挙で投票権を行使しようとすると、チョーめんどくさかったです。

選挙速報が始まるまでは、昨日サンディングしといたASF-Xの全体塗装を実施。まずはサーフェサー吹いてキズなどチェック。

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おおむね大丈夫そうなので、まずは各翼の前縁などを塗装。ブラックにホワイトを10%ほど混入して吹きつけ。

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実機でいえば、電磁波吸収塗料といったところでしょうか。塗装図指定ではレドームもこのブラックなのですが、先進機にブラックのレドームはどうにも似合わない気がするので、C305ガンシップグレーくらいの明るさのグレーで塗装しています。もともと架空機なので、これくらいの変更は許されるでしょう。丁寧にマスキングして、本塗装。

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かなり暗いグレーはクレオスのジャーマングレー70%、RLM66ブラックグレー30%を混色。やや重たい感じで狙ったカラーにはなりました。
この本体の塗装と並行して、ミサイルなど塗装してたのですが、感覚的には1時間マスキングして5分ほどエアブラシを吹くことの繰り返し。ステルス機の鋸歯の処理はほんと、メンドクサイ。
さて、来週はクリスマスに関係なく、この製作のハイライトであるデカール貼っていこうと思いますよ。

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ASF-X Day1st

F-102Aは目処がついたので、年末までにもう1ケ、何をいくのかと考えたのですが、いろいろ試したいこともあるのでコレ、いきます。

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ハセガワ1/72ASF-X震電Ⅱ。ゲーム「エース・コンバット」に登場する架空機で、空自および海自で運用されるV/STOL戦闘機です。エンジンはロールスロイスより供給され、ステルス性能も備えながらも抜群の機動性能を誇る”ステルス・キラー”でもあるという設定。現実的な面も指向しながらもスーパーな戦闘機というところでしょうか。ゲームをやらないので思い入れはありませんが、この”ケイ・ナガセ仕様”塗装があまりにカッコよかったので購入。ではさっそく製作開始。

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胴体は上下二分割で構成。コクピットはハセガワには珍しく胴体と一体。上下2段のエアインティークとジェットノズルという構成で、現用機にはないテールエンドなので仮組みしてマスキングの都合など考えながら接着するのが吉。パーツの勘合自体は問題なし。
ここまでは順調だったのですが、キャノピーを落っことして踏みつけて割ってしまいました・・・ここが試したいとこの1つだったんだけどなあ(泣)。
ということで、久々のパーツ取り寄せとなりました。来週には届くよう、パパッと手続きしよう。

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F-102A(CaceX) Day6th

福岡も、なんか、急に寒くなってきた。明日の天気予報は雪。静岡在住の3年間は雪なしだったので、なんか楽しみでもある。
それでもってF-102Aは各パーツの取り付けおよびデカール貼り。
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脚関係や下面のハイライトであるミサイル収納庫あたりのパーツの接着に不都合はなし。ただし、空軍機らしく主脚と前脚は大柄な機体のわりに華奢なので、テクニックのある方は真ちゅう線を通すなど強化した方がベストだと思います。

デカールは薄くてニスの少ない良質なもの。デカールフィッターを使えば、ほぼシルバリングなしでいけます。胴体の大文字を切り離してバランスさせるテクはないので、一安心です。デカールを乾燥させた後、キャノピー取り付けてクリアー吹いて完成とします。

それにしても、これはカッコイイ。MENGMODELよ、この調子で絶対、F-106を頼むよ!

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新田原基地航空祭2012に行ってきた その②地上展示編

残念なことに雨天だった2012年の新田原基地航空祭。今回は地上展示機をうpします。
まずは当然のように飛行教導隊のF-15イーグル。
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マニア的に憧れの”教導隊”のF-15DJイーグルですが、コクピット見学の機体までもアグレッサー機という贅沢さ(笑)。北海道モデラーズエキシビジョンでコーションをデカールじゃなく実機のマスキング通り塗装した完成機を見て衝撃を受けて以来、トライしようと思っていた塗装ですが、実機を見ると少なくとも1/72じゃムリ(笑)。迷彩が意外とムラムラなのが意外でしたが、やはりアグレッサー機はイイ。F-15祭りで必ず作ろう。

ファントムは301SQの機体と、百里から遠征のRF-4E。シャークマウスはもうデフォなのね。
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面白い試みだったのがコレ。

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用廃機となったファントムに、子供さんがファントムへの応援メッセージを書く企画。子供に兵器に触れさせるとは、まさに軍靴の音が(略)。それはともかく、バッテンマークの入れ方とか、隊員さんに詳細を聞けばよかった。
近くには難民を乗せるC-130J、ではなく、東日本大震災でも活躍した高度医療コンテナを展示。

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ヘリは代表してCH-47J。

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ヘリはその他、報道ヘリやドクターヘリも飛来してました。新田原が地域の防災拠点として活用されているそうです。
近くの駐屯地からは陸自の車両も。

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格納庫内ではファントムとイーグルが油圧作動を展示。

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ああ、下に潜り込んで写真撮りたい(笑)。

以上で地上展示編は終了。警備犬のデモや戦闘機との綱引きなど、中止になりましたが面白そうなイベントもたくさんあったので、つくづくも恨めしい雨です。

はじめての新田原基地航空祭でしたが、全体的にどこかアットホームな雰囲気が流れていて、恨めしい雨とはいえ、楽しい時間が過ごせました。ただ、やはり宮崎は高速バスで行くには年齢的にしんどい。次回はヒコーキ使おう。

個人的メモ
往路
高速バス 天神バスセンター23:10→6:30宮交シティ シャトルバス6:45→8:00
復路
高速バス シャトルバス15:00→16:30  宮交シティ17:13→21:30天神バスセンター

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新田原基地航空祭2012に行ってきた その①飛行展示編

ボーナス前でスッカラカンな財政状態、天気予報は雨という状況の中ですが、宮崎は新田原基地の航空祭に行ってきました。新田原基地は”ファイタータウン”と呼ばれており、イーグルドライバー・ファントムドライバーたちを育成する部隊が所属。アグレッサーの飛行教導隊が居をかまえていることでも有名です。レポートを飛行展示と地上展示と2回に分けてうpします。

高速バスに揺られること5時間近く、そこからシャトルバスで1時間半を経て、ようやく基地に到着。あんまし地図とか見ずに現地に向かったのですが、思ったより僻地だったのでビックリ。
シャトルバスの到着場所がちょうど滑走路エンド、オープニングの大編隊飛行のために離陸するイーグルとファントムを捉えることができました。

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ここまでは曇天だったので、天気予報は外れか?と期待したのですが、次第に雨が降ってきました。それでも、部隊は飛行展示を実施してくれました。
まずは第23飛行隊による、飛行教育展示。

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様々な基本フォーメーションを披露してくれます。曇天で唯一良かったのは、ジェットエンジンのアフターバーナーが鮮やかに見えること。救難隊の飛行展示の後、301SQの模擬スクランブルの予定が、雨のため中止。椅子まで用意してあったのに、至極残念。ファントムは通常手順で離陸、機動飛行を披露。

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ファントムおじいちゃんは今年が空自導入40周年。301SQの導入40周年は2015年とのことで、なんらかのアドバーサリー機が期待できそうです。
続いては飛行教導隊の機動飛行。

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おそらくはオレらのようなカメラ素人のためにやってくれてると思われる、低速での編隊ブレイクも含めて、きわめてスムーズな機動。アグレッサーを見ることができただけでも来てよかった。
アメリカ空軍のF-16CJデモチームも三沢から来てくれていたのですが、残念なことに短い時間のフライト。来年は蒼い空に駆け上っていくヴァイパーの機動飛行を期待しましょう。

ここまでで午前の飛行終了。午後からのC-1からの空挺降下は中止。F-2とF-4EJによる対空・対艦攻撃デモも本格的な雨でカメラが心配だったため、じっくりと眺めることに。さらにクロージングのF-4EJ大編隊飛行も1機での航過となり、最後まで手を振ってくれてサービス。

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寒さに震えながら、カメラを濡らす雨を気にしながらの航空祭になりましたが、低い雲の中で各飛行隊がなんとか飛んでくれたので、それなりに収穫の多い航空祭となりました。雨の航空祭ということもなり人でも少なく、帰りのシャトルバスはスムーズに乗車。高速バス乗車で疲れた体にはちょうど良かったのかなとプラス思考。次回は地上展示をうpします。

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F-102A(CaceX) Day5th

2012年のJリーグ最終節は4チームが降格に絡む大混戦で、結果は残留の可能性が一番低かったアルビレックス新潟が残留決定。前節、ホームで優勝をアシストしてもらった広島が、新潟の残留をアシスト。地方都市間の美しい友情を見た。
そんな出来事を横目に見ながら、F-102Aは先週末に塗装したエアインティークやジェットノズル近辺をマスキングして、全体塗装。

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一番初めに機首ピトー管をホワイトとレッドのシマシマに塗装してマスキング、フラットブラックでシャドー吹きして、クレオスのエアクラフトグレーをビン生で塗装。実機はツヤあり塗装なので、薄めに溶いたグレーを何度か吹いて、ガザガザの塗面にならないように気をつけています。
今日の問題は、キャノピーの塗装があんまりうまくいかなくて、やり直しになったこと。マスキングテープを切るウデが落ちてるな~。来週は完成にもっていきましょう。

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