« 書評<ソフト・ターゲット> | Main | F-15C(ZZ) Day1st »

2013.01.08

書評<UFOはもう来ない>

月の裏側に基地を設置し、60年以上に渡って地球人類を監視し続けている地球外知的生命体<スターファインダー>。密かに監視を続けてきた彼らだが、その監視にも区切りをつけようとしていた。だが決定権者が乗機するスキマーが墜落し、スターファインダーの一体が地球に取り残されてしまう。その第一発見者は好奇心旺盛な小学生たちだった。スターファインダーを巡って、マスコミ関係者、新興宗教団体などを巻き込んだ争奪戦が展開される。

山本弘の新作小説はオーソドックスな?UFOを取り扱った作品。説明的で説教くさいセリフの今回の対象は、デタラメな番組を製作するテレビスタッフと、デタラメな教義をふりまく新興宗教団体。そこに”騙す騙される”のスパイスが加えて、地球外生命体の価値観と対比させることにより、人類の愚かしさと暴力的傾向をあぶり出す。そこからは言ってみればオーソドックスな展開。著者ならではの「Childhood End」へのオマージュなのでしょう。総じて、いつもの著者らしい作品です。

初版2012/12 PHP研究所/ハードカバー

« 書評<ソフト・ターゲット> | Main | F-15C(ZZ) Day1st »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 書評<UFOはもう来ない>:

« 書評<ソフト・ターゲット> | Main | F-15C(ZZ) Day1st »

My Photo
May 2019
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Twitter


無料ブログはココログ