書評<フルメタル・パニック! アナザー5>
主人公・達哉が所属する民間軍事会社D.O.M.Sの社長のマオがテロで倒れた。D.O.M.SはCEOが代わり、組織が変質していく。そしてある作戦を機に、達哉はD.O.M.Sを抜けることを達哉は決意する。しかし、日本に帰国した達哉は、その日常に違和感を覚える。そして達哉が下した決断は・・・。
フルメタル・パニック外伝は第5巻にして転機。あとがきによると、やはりアグレッサー部隊では物語を形作るので難しかったようで、ようやく物語が動き出す感じだ。
これもあとがきからだが、アグレッサー部隊で物語を書く難しさに、懐かしのコンバット・コミック連載の「レッズ・イン・ブルー」が参考に上げられていた。つくづくも、同世代の書き手が増えてきたと思うところである。
初版2013/02 富士見書房/富士見ファンタジア文庫
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