F-15I Completed
ハセガワ1/72ボーイングF-15I Ra'am、完成しました。
F-15IはF-15Eストライク・イーグルのIDF(イスラエル国防軍)バージョンで、電子機器などが一部改修されています。
キットはハセガワ1/72の限定キットを一部ディテールアップパーツを使用したストレート組み。新金型でCFTと専用パイロンのパーツを追加して、ようやく量産型が定番化されたF-15Eと概ね同一のキットで、先行発売されていたレジンパーツ付きのF-15I限定キットがすっかりムダになるという悲劇?を招いたキットでもあります。まあ、そのレジンパーツ付属版を買い込んだおかげで、10倍は組み易い定番キットになったと考え、供物を捧げた気分で自分を慰めています。
ともあれ、新パーツはCFT周辺だけなので、組み立ては元の試作型とおなじ問題を抱えてます。主翼と胴体の接着線消し、合いがイマイチなエアインティーク。
今回一番苦労したのは、アイリスのF-15C初期型用のアイリス板付きジェットノズルレジンパーツの組み込み。同じハセガワのF-15Cとは金型が微妙に違うので、入らないんですな、これが。尾部に無理矢理プラ板を咬ませてノズル径を拡大させ、なんとか突っ込んでいます。
塗装はIDFの第69飛行隊をチョイス。モデルカステンの特色セットを使用して、砂漠迷彩を再現しています。このセット、色味はおおむね正確ですが、黄緑?がややダークな気もするので、小スケールの場合は明るくしても良いかも。デカールはキットのものではなく、イスラデカールを使用。コーションマークが繋がっているので手間が軽減するはず、だったのですが、クリアをかけても見事に段差が出てしまう仕上がりに。クリアを重ねて研ぎ出す根性はなく、そのままにしてます。武装もIDFらしさを出すため、スカンクワークスのウェポンセットからAGM-142 Popeyeとデータリンクポッドをチョイス。このセット、IDF好きには救世主ともなりえる存在ですが、その実ディテールはイマイチで、時間があればウスウス攻撃などこちらもディテールアップした方がいいでしょう。
例によって不満点はありますが、ようやくコレクションに加えたかったF-15Iを手に入れることができました。イスラのレジンパーツ、さらにはレジンパーツ付き限定セットをムダにするというプロセスを経てですが。今回の教訓「入手したキットやパーツを溜め込みすぎると、ロクなことにならない」。
このF-15Iは5月18日から開催される静岡ホビーショー内のクラブ合同作品展にて、YDCCさんのブースで開催される「F-15祭り」にて展示させていただきます。よろしかったら、ぜひブースへお立ち寄りください。
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