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書評<パンツァークラウン フェイセズIII>

理想の情報都市のはずであったイーヘブン市は、テロリストたちの介入により、いまや崩壊の危機にあった。人々を導くべき頭脳<Co-HAL>はテロリストに乗っ取られ、人々に銃を取るよう誘導し、都市を守るべき存在でありヒーローであるはずの市警とDTチームと敵対することとなる。果たして、主人公たちは状況を打開できるか?楽園であったはずの都市を取り戻す戦いの最終章。

やや駆け足な感じがあったが、正統派アクションらしい主人公と仲間たちの戦いと、彼・彼女らにまつわる因縁が明かされ、収束する大団円。新しさと概読感が混在する、不思議なSFアクション大作であった。
ただし、出版社のオビの書き方、宣伝の仕方は最悪に近かったと思う。△△の後継者、なんて書くと必ず読者は引きづられるし、その作家の作品と比較せざるをえない。まして、文章表現やギミックはそれと似通っているので、どうしても本書の著者を亜流と見てしまう。読者は亜流を求めているのではない。新鮮さを求めているのだ。出版社自らが安易なカテゴライズ化をしてしまうのは、避けるべきだろう。

初版2013/08 早川書房/ハヤカワ文庫JA

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