Su-35S Completed
本当は北海道モデラーズエキシビジョン2014にSu-33とともに持ち込もうと目論んでいた、ハセガワ1/72スホーイSu-35Sフランカー、完成しました。
Su-35Sフランカーはこれまでの多くのSu-27フランカー・シリーズとは異なり、新世代の戦闘機として、外形はともかくFCSなどそのシステムを一新したロシアの新鋭戦闘機。エアブレーキの廃止や偏向ノズルの採用など、機動力をさらに高めるとともに、FCSを含めコクピットを一新し、新世代の戦闘機としての性能を獲得しています。
ハセガワの1/72のキットは本年度発売の新金型キット。繊細なモールドと作りやすさは先行するSu-33ゆずりで、組み立て段階で手こずるところはありません。偏向ノズルを選択式にしたり、飛行状態での展示を可能にするスタンドを同封していたり、ハセガワの新スタンダードに沿ったキット内容です。
塗装は上下面で塗り分ける新塗装をチョイス、”赤の04”を再現しています。下面はモデルカステンの特色セットのブルー、上面はクレオスの「リッジバックス特色セット」のフラットサーフェスブルーをビン生で吹いています。説明書の塗装指示はC71ミッドナイトブルーですが、どうも違うので、イメージに合わせた色を探したところ、この色がピンときたのでそのままチョイス。実機はもう少し紫がかっているのですが、自分のイメージとはピタリだったんで良しとします。ただしこのフラットサーフェスブルー、他のブルーと同じく隠ぺい力が低く、下地の影響をモロに受けるのでご注意を。一応、下地のスジ彫りにシャドーを吹いて、仕上げはタミヤのスミ入れ材でフィルタリングしていますが、新鋭機なのでほぼべた塗り仕上げです。
武装は翼下にKh-31SSMをメインとして、自衛用にR-73IR-AAMとR-27Rを組み合わせて搭載しています。正直、ロシア空軍のコンフィギュレーションはよく分からないので適当です(笑)。
Twitterでフォローさせていただいている識者の方によると、新造機にこの塗装を進めていた国防大臣が罷免され、もとのロシアっぽいブルー系迷彩が復活しているとか。これはこれで、貴重な塗装例になるかも知れません。
ハセガワ様にはこの調子で、ロシア機のラインナップも充実させて欲しいものです。
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