陸自 2014年度相浦駐屯地記念行事に行ってきた
自衛隊の駐屯地に来たとは思えない、風光明媚な景観が広がる佐世保の相浦駐屯地記念行事に行ってきた。
相浦駐屯地は現場の幹部である曹養成コースなど教育を担当する混成団と、島嶼防衛の尖兵として注目される西普連の根拠地。数年後には、ここに海兵師団が誕生する予定で、全国的にも注目の駐屯地。
今回はちょいと風邪気味のうえに、夜には友人宅でのホームパーティが控えていたので、招待席テントの端っこにちょっとだけある一般席に式典1時間半前から座って待機。黙祷とエラい人の挨拶の後、観閲行進開始。
去年は訓練に出てたのか、ごく少人数しか行進しなかった西普連の雄姿。精強な雰囲気が伝わってきます。
続いて、10年ぶりの空挺降下の実演の後、占拠された離島奪還をシナリオとした訓練展示開始。
例によってまずはOH-1が上空偵察。その後、先行偵察するレンジャーが上陸し、敵情偵察。
その後、LCACで下ろした想定のFH70と迫撃砲、74式戦車の火力支援。
そんでもって、先行偵察部隊の後を受けて上陸していた普通科が敵陣地に突撃・・・なんだけど、席のポジションが悪すぎて、歩兵の突撃シーンは遠くて撮影できず。ダットサイト取り付けた89式小銃とか撮りたかったんだけどなあ。来年があれば、席はグランド右端に陣取ることが、今回の教訓。
ところで、訓練展示を見てて、陸自がAAV-7を欲しがるわけが少し理解できました。AAV-7は海兵師団の創立に伴い、導入が予定されている水陸両用装軌兵員輸送車ですが、水中速力が遅く、原型設計から40年になろうとする老兵だけあって、専門家の間で導入に賛否が分かれる車輌です。しかし、現状の自衛隊の装備だと、先行偵察部隊はゾディアック、支援車輌はLCACで運搬するわけですが、肝心の普通科の運搬手段が欠けてるんですね。今回のシナリオではゾディアック使う想定でしたが、さすがに無理がある。ライフル弾防ぐ程度の装甲であっても”盾”は必要でしょう。それに、ヘリコプターは天候など状況によってはまったく使えないこともある。敵前への強襲着上陸がそもそも現実的な作戦かはともかくとして、それをやるなら必要になる装備だと思います。
その後は、上陸装備のゾディアックなど装備品展示を見学。
この週末の長崎は国体とYOSAKOIが開催されているので、駐屯地以外にはどこも寄ることなく帰宅。
今回はちょっと悔やまれる記念行事参加でしたが、まあ長崎の美しい景観で癒された、ということでチャラにしましょう。
個人的メモ
自家用車 大宰府IC7:00→相浦中里IC8:30→駐屯地8:40
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