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書評<世界の半分を怒らせる>

雑誌や書籍が売れない世の中、作家個人やジャーナリストが個人メルマガで自分の作品や意見を発表することが流行しているが、本書もその流れにのって、押井守監督が発信しているメルマガをまとめたもの。ときの映画作品や事件、あるいは日本人の歴史観など、押井守カントク独特の理論が展開される。

押井守信者として、メルマガ発刊はもちろん知っていたのだが、1冊の本になるくらいまで続くとは思いませんでした。ごめんなさい。
それはともかく、本書は世間の出来事に対して、押井守理論を展開するものである。カントクがこれまでの著作で発表してきた価値観で事件や作品を論評していく。以前の類似のエッセイと少し違うは、カントクが通っている空手の先生、あるいはお気に入りの作家、兵頭二十八氏の意見をよく取り入れていることだろうか。
それと面白いのは、TPPに関して、日本の稲作へのこだわりを看破するところ。賛否はあると思うが、日本人の価値観のベーシックの1つを改めて教わった気がする。

初版2015/04 幻冬舎/kindle版

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