F-20 Completed
ハセガワ1/72ノースロップF-20Aタイガーシャーク、完成しました。
F-20タイガーシャークはノースロップ社がF-5Eの後継機として自主開発した軽量戦闘機。当初はF-5Gとして開発されましたが、エンジンをF404の単発とするなど、従来のF-5系列とは一線を引く戦闘機となったため、新しいFナンバーを戴くこととなりました。
台湾を筆頭に輸出用の戦闘機として開発されたものの、すでにF-16をはじめとした新世代機が進空しており、その最新鋭機のF-16の輸出をアメリカ政府が許可したため、「第三世界用の安価な戦闘機」という市場はなくなりつつありました。そのため、ノースロップは各国政府、それに本家アメリカ空軍のアドバーザリーとして猛烈な売り込みをかけましたが、結局採用する空軍はなく、F-20の命運は途切れました。
少数の試験機しか生産されなかったタイガーシャークですが、日本では抜群の知名度と人気を誇ります。それはある年代のミリオタにとってのバイブル「エリア88」の主人公・風間真の乗機だったからです。鮮やかな塗装と尾翼にユニコーンをいただくその姿に、多くの男たち(女も)が魅了されました。
キットはハセガワのキットが2個分セットされた限定版を使用して、1機は現実世界のデモンストレーター339号機、もう1機は架空世界の風間真の乗機を再現しています。
塗装はガイアのホワイトサーフェサーとアルティメットホワイトで全面をホワイトに塗装した後にマスキング、それぞれレッドとインディブルーを吹いています。
それぞれの機体の細いラインやマーキングは339号機にキット付属のデカール、風間真の機体にROSE RIDGE WEB SHOPのデカールを使用しています。
F-20を製作するからにはやりたかったこのコンビ、マスキングが完璧とはいかず、またクリア掛けするときにホコリを噛ませてしまうなど、パーフェクトな出来では決してありませんが、そのスタイリッシュさに満足してます。またエリア88を再読したくなってきた。
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