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書評<超・反知性主義入門>

日本の様々な事象を皮肉たっぷりに切っていくコラムニスト、小田嶋隆の連載をまとめたもの。安倍政権の政策やスポーツまで、ネットでうかつなことをいえば”炎上”する案件にあえて突っ込んでいくコラム集である。

Twitterでは本当に”炎上”することも多い著者だが、コラムだとごくフツーに読める。条件反射的な呟きよりも、短文で世の中を批評していく、根っからのコラムニストなんだろうなと思う。
それはともかく、モヤモヤする日本の日常を批評していくのが本書だ。共通するのは”感情的な意見への反発”といったところだろうか?ニュースワイドショーを中心に、最近はとにもかくにも感情でものをいうコメンテーターと、それに呼応する一般ピープルに、モヤモヤした感情を抱く人も多いだろう。著者はそれぞれの事件や事象に、別の視点を提供してくれる。
近年の小田嶋隆にはキレがなくなった、という人も多いし、自分も以前に比べて文章を読んで唸ることも少なくなった。それでも世の中のヒステリックな感情に合わせてコロコロと自分の立場をかえる”自称ジャーナリスト”諸氏に比べれば何倍もマシだし、趣旨も一貫している、とは思う。掲載媒体(日経WEB)が問題のような気もするが。

初版2015/09 日経BP社/kindle版

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