IAI Lavi/J-10S Completed
トランぺッター1/72J-10S改IAIラビ、完成しました。所属サークルMMDの10周年記念テーマ「10」への参加作品となります。
J-10S(殲撃十型)は中国国産の現在の主力戦闘機。1980年代後半、西側の技術援助を前提に開発は始められましたが、天安門事件を契機に関係は途絶。以後、イスラエルの技術援助を受け(両国とも否定はしている)、開発が進められました。クローズ・カップルド・デルタの機体構成が1980年代に開発中止となったIAIラビを想起させることは確かですが、エンジンや電子機器の小型化が遅れたために、軽量戦闘機といいながらF-16クラスより一回り大きな機体です。
J-10Sの設計上の原型ともいわれるIAIラビは、1980年代初頭にイスラエルで開発が進められていた国産戦闘機。アメリカの資金援助と技術援助を受けていることから、F-16をクローズ・カップルド・デルタに構成し直したイメージの機体でした。しかし、アメリカは財政難や技術流出の恐れから資金援助を取り止め、開発は中止になりました。この辺の歴史は、日本のFSXとどこか被ります。
本作は前記したMMD10周年企画にJ-10を選んだものの、中共の戦闘機は個人的にどこかダサさがつきまとう気がするので、「もしIAIラビが実戦配備されていたら」とのテーマでイスラエル空軍の砂漠迷彩仕様としました。
トランぺッターのJ-10Sのキットはリベット表現が目立つ中華スタンダードで、組み立てにさほど苦労はなし。ただし、ダボとダボ穴は合うようで合わないので、仮組みは必ずしましょう。
塗装はモデルカステンの特色セットを使い、イエロー・グリーン・ブラウンの砂漠迷彩を採用。「シャフリルに似たAAM」と「AIM-7Fに似たAAM」を西側仕様に塗装、ターゲティング・ポッドを装備すればあらフシギ、西側の機体に化けます。塗装パターンはF-16Iを参考にし、デカールはイスラデカールを使用しています。
写真撮影中に三脚に装着したカメラが倒れ込み破損、下面は接着跡で見れたもんではなかったりしますが、せっかくここまで作ったもの、北海道モデラーズエキシビジョンに持ち込むこととします。早く札幌に行って、みんなに会いたいよー。
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