« August 2016 | Main | October 2016 »

陸自健軍駐屯地記念行事2016に行ってきた

陸自西部方面隊の根拠地、健軍駐屯地記念行事に行ってきました。
熊本地震から5か月、健軍駐屯地は大きな被害を受けた地域にも近く、隊員さんや家族も被害に合われた方が少なくないはず。そんな中での駐屯地開放、頭が下がります。
駐屯地に入場し、まずは装備品展示。
Dsc_0078

Dsc_0160
注目を集める、水陸両用部隊の使用機材、AAV-7水陸両用兵員輸送車。追加装甲も外され、運用などついて習熟中というところでしょうか。国産の両用兵員輸送車の開発も始まるみたいですね。
お次は12式地対艦誘導弾。
Dsc_0100

Dsc_0092
こちらも新装備ですね。島しょ部防衛用として俄然、重要な装備になりつつあります。
10式戦車と74式戦車はもう定番ですね。
Dsc_0111

Dsc_0116
現地で上げたTwitter画像で、一番”お気に入り”していただいた、10式戦車回収車。タミヤさん、これモデル化すれば、売れると思うんですよ。
Dsc_0129


Dsc_0121

Dsc_0118

さて、健軍駐屯地健軍駐屯地といえば、公道を使用した観閲行進。


Dsc_0208


Dsc_0332


Dsc_0366


Dsc_0507


Dsc_0516


Dsc_0559
九州各地に配置されている各種車両が、検閲を受けるために集結。隣の子供さんも大喜び。
これにて、私は近くの高速バスの停留所から高速バスで福岡に戻りました。繰り返しになりますが、本年は地震から5か月という、特別な時期での開催。いろいろご苦労もあったと思います。そんな中でも雄姿を見せてくれた、隊員さんと、それを支えているご家族に感謝です。

個人的メモ
往路;西鉄高速バス「ひのくに」西鉄天神BS6:40→8:30自衛隊前 復路;自衛隊前12:10→13:40 


| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<昆虫は最強の生物である: 4億年の進化がもたらした驚異の生存戦略>

現在、地球という惑星の支配者は人間だと我々は考えがちだが、実際には昆虫の惑星だ。種の数、バイオマスの量は他の生物を圧倒し、その生息域も極地にまで及ぶ。本書は昆虫目線で見た地球の生物史を紹介し、昆虫が長い時間をかけていかに進化してきたかを推測する。

現在の地質年代の区切りは、あくまで”人間目線”だ。あくまで脊椎動物の進化で、更新世や新生代といった用語は使用されている。本書はまず時代区分から離れるように読者に訴える。脊椎動物が陸に上がった時にはすでに昆虫がいたし、脊椎動物が空を舞うはるか前から、昆虫は地球の空を支配してきたのだ。
もちろん、昆虫にも絶滅と進化の歴史がある。人間にとって幸いなことに、巨大昆虫は現在まで生き残れなかったし、いわゆる寄生性の昆虫はいきなり今のような関係になったわけではない。地球の大陸移動と、それに伴う気象の変化は、昆虫にも試練をもたらした。そのうえで、化石年代の生き残りと、より進化した社会性昆虫や寄生性昆虫が、地球上を闊歩しているのである。本書は、いわば昆虫の進化の歴史書である。
本書の惜しいところは、非常に著者の推測が多いことだ。化石として残った昆虫は非常に少なく、そうなることは致し方ないところもあるのだが、もう少し、その推測への根拠が欲しいところだ。

初版2016/07  河出書房新社/ハードカバー

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<サッカーと愛国>

サッカーとナショナリズムはもともと「相性がいい」。ヨーロッパではユーゴスラビアの凄惨な分離独立紛争のキッカケの1つとなったし、FCバルセロナはカタルーニャ州分離独立の旗頭だ。
近年、Jリーグにもそういった事件が増えてきた。日本代表戦の韓国、中国での日章旗掲示や、やスタジアムでの「JapaneseOnly」の横断幕の掲示がその代表格だ。著者は事件の周囲を取材するだけではなく、事件の当事者たちに直接会い、実際には何が起こったかを明らかにしていく。さらに海外での人種差別問題への取り組みなども紹介する。

自分もかつてそうだったが、Jリーグのサポーターは「海外な過激なサポーターたち」、いわゆるフーリガンへの憧れが確実にある。「チームを愛するあまり無軌道に暴走する」、その迫力のある群衆を自分たちのスタジアムにも再現したい。そんな思いから他チームのサポーターと衝突したりする。今Jリーグや日本代表戦で見られる、いわゆる愛国的な行為は、その延長であり、言ってみればミーハーな状態に、現在のところはあると思う。
だが、それがエスカレートするとどうなるか?本書が問いかけるのはそこだろう。日本は地理的な条件と滞留資格条件の厳しさから移民は少なく、異民族への本格的なヘイト的な行為が社会に沸き起こるところまでは至っていない(なので少数派が逆に目立つ)。現状、高齢化で静かに沈みつつある日本だが、ときの政権がどこで舵を切るかは分からない。そのときのために、芽は摘んでおくべきなのだろう。自分たちの国への誇りと、他者への攻撃は別だと、肝に命じておかなければならない。
ただねえ、隣の大国はますます攻撃的になるだろうし、朝鮮半島も相変わらずなことは想像がつく。そのとき、あまりにリベラルぶって融和的な態度とるのも偽善的に感じる自分もいる。バランスが難しい。

初版2016/07 イースト・プレス/ソフトカバー

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<プレミアリーグ観戦レシピ>

スカパーのプレミアリーグ解説でお馴染みの著者のプレミアリーグ解説本。16-17シーズンの各チームの注目点、イングランドのサッカーの知ってためになるマメ知識など、テレビ観戦が楽しくなる解説本だ。

著者いわく「提言なんかない、観戦のツマミにしてもらえれば」とのことだが、戦術論にとらわれることなく、移籍市場にとらわれることなく、バランスの取れたプレミアリーグ解説本だ。プレミア各チームの抱える問題がどのように選手のラインナップやプレーに現れるか、非常に参考になるし、著者独自の情報網によるチーム情報も面白い。マンチェスター・ユナイテッドのサポーターであることを隠さない、著者のフィルターが全編を通してかかっているが、それもまた一興。この人、どんだけファンハールがキライなんだ(笑)。

初版2016/08 東邦出版/ハードカバー

| | Comments (0) | TrackBack (0)

書評<カンプノウの灯火>

FCバルセロナの強さの源泉が、カンテラと呼ばれる下部組織にあることは有名だ。10代前半からトップチームと同じ戦術とプレースタイルを叩き込まれているからこそ成立する、美しいパスサッカー。メッシはその最高傑作ともいえるが、彼らのようにトップチームのレギュラーに定着するのはほんの一握り。残りの少年たちは、様々な理由でカンテラを退団し、サッカーと離れた人生を送っていく。本書はメッシとカンテラで時間を共にした、同世代の元選手たちの現在を追う。

ユースチームの選手たちのセカンドキャリアを追う記事は、ときどき専門誌でも出会う。ほとんどは身体の成長のスピードの違い、両親をはじめとした周囲の期待に対する選手たちの苦悩を追ったものだが、本書の広がりはもっと広い。カンテラの元選手たちを追うことで、スペインとバルセロナの現在を垣間見ることができるのだ。アフリカからの移民の問題、増加するイスラム教徒との摩擦、カタルーニャ州の独立問題。さらにメッシと同世代の元選手たちには、深刻な不況と失業問題が被さってくる。現代ヨーロッパの状況が、彼ら元ユースの選手たちの人生に深く反映しているのだ。。
ありがちなバルセロナ賞賛の本ではない。非常におススメの一冊だ。

初版2016/07 洋泉社/ソフトカバー

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« August 2016 | Main | October 2016 »