« 書評<死神の報復> | Main | 書評<ビキニでエルフでマシンガン> »

2016.11.28

書評<戦闘機と空中戦(ドッグファイト)の100年史>

飛行機は発明とほぼ同時に、戦争の道具となった。偵察機として使われるそれが敵の偵察機とぶつかれば、それは撃ちあいとなること必死である。こうして始まった空中戦は、第一次世界大戦で本格的なものとなり、第2次大戦では戦争の行く末を変えるものとなった。本書は現代までの「空中戦の100年史」の間に起きた技術革命を区切りしながら、空中戦の過去・現在・未来を解説する。

現代戦の基本は第一次大戦で確立した、とはよく言われるが、空中戦もまたそうであることが本書の最初の感想である。スピード、テクノロジーは進化すれど、戦闘機が直面する現実、使命は変化していないと言ってもいい。著者の解説もその点で一貫している。例えば、最新の革新の一つであるデータリンクについては「戦闘機が無線を積んだとき以来のコミュニケーションの革命」としている。混乱する戦場で使用するテクノロジーが進化しようとも、その根っこにある概念そのものは100年前となんら変わらないのだ。現代僟ファンも二次大戦機ファンも興味深く読める歴史書である。

初版2016/09 潮書房光人社/ハードカバー

« 書評<死神の報復> | Main | 書評<ビキニでエルフでマシンガン> »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

Post a comment

Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.

(Not displayed with comment.)

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 書評<戦闘機と空中戦(ドッグファイト)の100年史>:

« 書評<死神の報復> | Main | 書評<ビキニでエルフでマシンガン> »

My Photo
May 2019
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Twitter


無料ブログはココログ