Mig-31B FOX HOUND Completed
トランぺッター1/72MiG-31フォックスハウンド、完成しました。
MiG-31はソ連/ロシアが防空様に運用している迎撃戦闘機。Mig-25を基として開発され、翼配置などの外見は踏襲されていますが、乗員はレーダーオペレーターを加えて2名とし、エンジンもターボファンに変更、メインウェポンであるR-33は胴体下面に密着して搭載されるなど、ほぼ別の戦闘機として生まれ変わっています。特徴的な運用方法として、搭載しているフェイズド・アレイ・レーダーをデータリンクでつなぎ、ミニAWACSとして探知範囲を拡げることができ、広大なロシア領土を守るべき能力を持っています。
キットはトランぺッターが2月に発売した新商品。近年の同社のキットと同じく、繊細なスジ彫りと細かなディテールが再現されている良キット。ウェポンも満載ですが、まあ価格もそれなりに高いです(笑)。
いまだに中華製キットを揶揄する方もいらっしゃいますが、気をつける点さえ抑えておけば、ストレートに組む限りはさほど苦労することもありません。自分なりに気をつける点をまとめておきます。
①組む前にまず、離型剤は必ず落とすこと。自分は家庭用洗剤にランナーごと一晩つけておきます。
②最低限の資料は必要。といってもディテールがおかしいとかではなく、説明書が不親切で、選択式のパーツやウェポンのコンフィギュレーション、細部の塗装がいまいちよく分からないので。このへんは、実機写真を参考にするしかないですね。
③パーツの嵌合の問題は少ないですが、ダボはガンプラみたいに合いません。かといって切り落とすと位置決めや強度が不安なので、仮組みしながら調整してます。
いずれも基本的なことばかりなので、現用機モデラーとしては、どんどん新商品発売してほしいところ。あとは価格だけはなんとかしてほしいかな(笑)。
塗装はヴォイスカPVO(防空軍)所属の786IAP,3rdAD VVS”青の74”を再現。長距離迎撃用にR-33および内翼パイロンにR-40Rを搭載したコンフィギュレーションにしています。
機体全体はフラットブラックでシャドーを入れた後、クレオスC35(明灰色)をやや明るくしたものをベッタリならないように吹いています。レドームや電波を透過させる素材だと推測されるパネル部分はクレオスC305。後は全体にスミ入れとフィルタリングして、動翼のアクチュエーター部分に油汚れを加えています。
Mig-25に似ていながら、空力的に洗練されているディテールが魅力的なMiG-31。トランぺッターのキットは特徴をよく捉えているので、皆さんで買って、生産ロットを上げて、次の新商品は少しでも価格を下げていただきましょう。
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